2002年12月31日(火)
やったこと、反省と抱負
去年の日誌を見ると、一年の反省を書いていないようだ。そんなに忙しかったのかなと思うけれど、そうだったのだろう。
今年のついて振り返ってみると私自身の厄年ということもあり、たいへんな一年であったという思いが強い。日誌に書いてしまっているように、毎日毎日が、プラス志向になったり、悩みすぎて、強気の発言になったり、起伏が大きい。それは、毎年、同じことかもしれない。さて、ことしのトピックを10あげるとすると…1 市民新書の創刊、W-SOHOブックスの創刊、それぞれそれなりに順調であること
2 正社員3人体制への移行
3 マチネスタッフといっしょに仕事を開始したこと
4 事務所の移転、SOHOとして次のステップに入ったこと
5 ビジネス支援図書館の動きが回り始めたこと
6 社会言語科学講座の執筆依頼開始
7 図書館関連の本を出す準備を始めていること
8 鶴見俊輔さんにあって、限界知識ということについて考えたこと
9 ひつじという出版社の役割をさらに考えすすめたこと
10 学術振興会の助成金の申請を10件近く行ったこと順不同といったところであるが、講座を含めた研究書の刊行する体制を、作り直しはじめたことと市民のための出版というミッションに向けていくらかはすすめたこと、これらは出版の内容を充実させることにつとめていると共に、本を出せる体制に向けて人員を構築しつつあるということである。
年末に飯田君は退社することになったけれども、郷野さん、足立さん、それに今はインターンで、来年からひつじに来てくれる北村さんの3名が、それぞれ、一生懸命にがんばってくれていることは非常にありがたい。まだ、本を作るところを一から任せられるわけではないが、私が首が回らない中で、詰まってしまうよりもよほど、きちんと本を出していけるような体制になってきた。半年後がとても楽しみである。私も自己流でやってきたことを反省しつつ、システムを見直して作り直す機会となっていて、いろいろ反省する点も少なくないが、ひつじとしてのスタイルをきちんとできるということなので、たいへんであるとともにうれしい。3人とも期待に答えてくれると信じている。(21世紀の出版はあなたたちの肩にかかっている!)それだけの能力と意気込みがある。反省をするとすれば、私に先見の明があれば、もう少し早くから、人を育てる準備に入るべきであったが、これも人がいなければ、はじまらないことであり、郷野さんにしろ足立さんにしろ、そして北村さんにしろ、縁というものを強く感じる。このような能力があって、気持ちのよい人間が、自分でひつじを見つけて、きてくれたということに、ひつじの運のよさと縁を感じる。私の方で、ちゃんと育てていかなければならない。私の責任である。ひつじにとってとともに、彼女たちの人生にも(こそ)ちゃんとした意味をもつものになるように精一杯努力することを誓う。
私自身についていえば、予定している仕事を十分に片付けられていないということ、やはり、パンク状態はあいかわらずで、うまくこなせていないという点は毎年のことながら、大きな反省である。ご迷惑をかけている著者の方、読者の方、書店の方々にはお詫び申し上げます。自分の能力を冷静に考えれば、無謀なくらい仕事をしているといえる。とはいうものの、新しい出版を作っていくと言うことについては、少しずつではあるが、前進はしており、問題が見えてきたと言うことも、無謀さゆえのことであろう。開き直りはしないが、きちんと振り返りつつ、前に進んでいこう。どうかこれからもご支援いただきたい。
さらに、私は、小さな会社であっても、それなりのリーダーたりえるのかということが、突きつけられている課題である。きちんとビジョンを示せるのか、ビジョンにむかって進むに当たって、成し遂げられるような戦略を持ち得るのか、経営能力を持ち得るのか。また、ずっと課題であるのだが、人として人を引きつけることができるような人間になることができるのか、無理かなと弱気になっていいたいところだけれども、もう少し許容量と含蓄のある魅力的な人間になりたいところである。願えば叶うというのが、私の信条なので、どうにかしてしまおう。
あと数時間で、ひつじ年である。最後にいいたいことは、山あり谷ありではあるが、楽しく面白く仕事をしようということ。もっとユーモアある書き方ができるようになることは、来年の課題としよう。いままで、自分で言うのもなんであるが、不器用でまじめであるから、課題を見つけることができたという側面もあるが、実際にこなしていくとなると、もう少し余裕が必要なところ。(今年はカラオケにいくぞ!KinkiKIDSの「フラワー」練習中)来年こそ、いろいろな意味で、大きな飛躍の年にしたい。
読者の方、著者の方、そしてみなさん、そして、さらに社員、本当に有能なマチネスタッフのみなさん、アルバイトの学生さんたち、そして専務とわたしの娘、ひつじとともに、充実した一年でありますように。
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