2002年12月22日(金)

Hなスタイル

ひつじ書房の位置は、どうも孤立しているように感じることがある。こころぼそかったりする、正直。言語学という専門ジャンルと市民のコミュニケーションというNPOから社会につながったふたつのコアがある。それと図書館と女性起業家・社会起業家という少し小さなジャンルがある。これらは、みな関連しているものである。どうも海牛のような(男でもあり女でもある)、カエルのような(エラをもって、水中で生活し、肺で呼吸する)、コウモリのような(動物のくせにそらを飛ぶ)、カモノハシのような(動物のくせに卵でかえる)、またがりのまたがりの存在である。どこにいっても、半分外に出ているような感じ。自分のことを突然変異体(ミュータント)であると思うこともある。


名刺の裏側(少し改訂しました)

社会的な出版をしたいと思っていても、全共闘系(?)の流通対策協議会とも違うし、既得権の大きな大手の出版社、東京大学出版会や岩波書店などの加盟する出版労連などとも違う。社会に対する問題意識も違っている。何か正しいことを実現するというよりも、よりまともなあり方を実現するためのよりましな生き方、身の処し方、生活のスタイルを作り出すことが目指すものである。ということは、自分は自分であるということである。自分たちは自分たちであるということ、つまり、ひつじはひつじである、ひつじスタイルであるということだと思うのである。これは、孤立しているということではなくて、独自性があり、オンリーワンであるということである。

孤立しようと思っているわけではないから、開放的で連帯が可能であるような、オープンなマインドを持っていたい。

hyperでhubbleでhugでhummorでhumanなhopefullでhoneyな、それをHなスタイルと呼ぼう。そろそろ、自分のやっていることに自信を持とう。私たちのやっていることは、間違ってはない。よいあり方の方向へ梶をとっているはずだ。と同時にわからない人には何度でも説明をしよう。理解されてないこと、そのことを前提にすること。

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