2001年12月18日(火)
なぜ、SOHOという仕事のスタイルを選択しているのか
今、事務所と自宅がいっしょのSOHOという仕事の形態で本を作っている。
こどもがうろうろするような、勝手に泣き出したり、一人で冗談を言って笑ったり、仕事の最中に、効率という点では邪魔であるともいえる状態で、仕事をするという選択をし、そのような環境を事務所に勤めているスタッフに結果として強要するようなことをしているのか。娘にしてみれば、そばに親がいるのにほとんど遊んでもらえないという状況。特にホームオフィスということで、その点が著しいと思う。
私は、ここ数年考えていることとSOHOというスタイルを選んでいることは密接に関係がある。図書館を起業する場所にしようということ、起業教育とは何かという本や市民教育とは何かという本を企画して出すこと、職業と家庭の関係を捉え返したいと思っていることとも関係している。
実際の仕事の場所自体を、その体験の場所にすること。出版の仕事が、日常と関係のないところから、高見から発信するというやり方ではなくて、自分たちの生活の中からの知識を紡ぎだしたいということ。知識と日常が違うところで発想するようなかたちを否定したいということ。オオゲサですね。サラリーマン社会とは違った生活を模索したいということかもしれません。
一方、あと2年くらいのうちにホームオフィスではなく、公園に面したビルの違う階に事務所と自宅を設け、そこに無線基地を作って、公園でも、自宅でも、職場でもパソコンを使って仕事ができるそんな環境にしたい。公園のベンチ、あるいは無線が飛ぶのであれば、斜め向かいの喫茶店とか・・・。もっと自由に仕事ができる環境を作りたいと夢見ている。夢ではなく、どうにか実現したいものだ。
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