2001年8月16日(木)
新しく進行中の本
現在、新しく進行中の本を紹介します。それにしても、今年は、日本語についての本が、でなかった。『認知言語学論考NO.1』と『たの言語学』は、9月中に刊行であるが、経営的には3月に刊行してないといけない。これはいろいろな意味で、まずいことであり、外に出ていく方向に方針をかえなければなるまい。
ポスターの社会史 法政大学大原社研 予2800円
法政大学大原社研が収集し、所蔵している戦前のポスターを図版とともに解説。本は前半と後半の2部構成になっており、前半は、カラーで紹介し、後半で、ポスターの社会史を論じている。戦前から、ポスターは、多色刷りであった。今となっては何の驚きもないが、カラーのテレビが現れる以前は、特別な表現力をもっていたと思うべきだ。ポスターというメディアを目の当たりにしてくれる。
市民の日本語 加藤哲夫(せんだい・みやぎNPOセンター代表理事)著 予950円
上位下達の時代が、終わり、新しいコミュニケーションの形が求められている。新しいコミュニケーションのかたちは、とりもなおさず、新しい日本語と言っていいだろう。エイズ問題の団体を運営し、せんだい・みやぎNPOセンターの理事をつとめるなかで、数限りないワークショップを行ってきたコミュニケーションの実践の中から、新しい日本語コミュニケーションを提案する。
日本語文法の発想 森田良行 予3800円
「トンネルをぬけるとそこは雪国だった」は、日本語の文法の発送からみるとどのような文法的な仕組みになっているのだろう。日本語教育に長く関わり、日本語の文法研究のパイオニアでもある著者の関心の根幹である「日本語の発想」についての本。
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