2001年2月24日(土)

科学者が勇気ある行動を取った

ノーベル賞をとった白川さんが、日本化学会特別賞を辞退された。自分がとるよりも、若い人に送ってほしいということだという。ここには白川さんの日本化学会の運営に対する強い批評があるだろう。日本では、独自で、優れた実績を上げた人への評価ができないことが多い。さらに、国内では、評議員をはじめとして、評価できる仕組みがないのに、海外から評価されると突然評価が変わり、後追いで、急いで賞を贈ったりする。これは、黒沢明、北野たけしなどの映画などの文化産業もかわりがない。

でも、今日は、白川さんの辞退を、優れた科学者が勇気ある行動を取ったということをかみしめることにしよう。筋の通った人は、いるということである。

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