5月後半の日誌


1996年5月17日 学会はじまる

ひつじの販売の主力は、日本語学である。なんといってもこれがメインである。この学会、国語学会が明日から、青山学院大学ではじまる。当然、私も店を出す。教科書のシーズンが終わったと思ったら、あたただしくも出張販売の時期となった。
出版労連のオーケーが出たので小社の中に出版研究集会のホームページを作った。今はタイトルだけだが、テキストデータをもらい次第拡充していく。なんと全体会は津野海太郎さんが講演する。期待されるところだ。

1996年5月18日 房主登場


おそまつですが、学会の一こまを。房主と編集長の素顔。『日本語条件表現史の研究』やっとできました。


1996年5月22日 26日の朝日新聞に求人情報掲載


人手が足りないことは、何度か日誌に書いてきたが、5月中に決めたいと思ったので、エディタースクールにアルバイトの募集の届けを出した。届けると金曜日に発送される卒業者向けのお知らせに載せてくれるそうだ。が、水曜日になってもいまだに1件も問い合わせがない。皆無である。学生でもいいと掲示板に出してもらっているはずなのにである。少し落ち込んだ。しかし、急を要するので、今度の日曜日の朝日新聞に4行の求人広告を載せることにした。7万円弱の出費だが、仕方があるまい。2名の予定だ。時給は900円からだが、安すぎるだろうか。しかし、それ以上は今は払える状態にない。


1996年5月23日 日本英文学会と日本近代文学会


英文学会は、立正大学大崎校舎(25・26日)、日本近代文学会は立教大学(25・26日)で開催される。房主と但野が、それぞれ店を出すことにしていますので関連の方はよろしく。

1996年5月27日 求人の問い合わせ


昨日の朝日に求人広告を出した。当然、新聞を見たわけだが、同じ業界の笠間書院さんも出していたのを見つけた。先日の学会で新人を見たのだが、それでも足りないということか。余所はさておき、2件の問い合わせがあった。パート待遇ながら、履歴書を送ってほしいと書いておいたので、特に問い合わせが無かったのだろうか。はてさて専務(妻)は、せいぜい5人くらいしか応募が無いだろうという。私は、最初40人くらいと甘い予測を立てたのだが、下方修正が、必要だろうと思いはじめた。一人目の応募者を面接したのだが、こっちが緊張してしまった。こっちは初めてだから。書類は29日までなのだが、果たして何人来るか。不安と期待で胸がいっぱいである。『本はどのように消えていくか』を読んでいたそうだが、ひつじ書房を知らなかったので、知り合いの本屋さんに聞いてみたそうだ。名古屋の正文館さん、面白い出版社といってくれて、ありがとう!あらかじめ名前がインプットされてないと印象に残らないものなのでしょうか。良く書いて下さっているのに・・・。今週は、面接と決算書の作成で、1週間が、つぶれてしまいそうだ。
学会だが、日本近代文学会は、出店は、惨たんたるものであった。1冊しか売れなかった。出席者は400人くらいいたそうだが、全くといっていいほど、書籍展示場には来なかったということ。われわれは、そもそも、わずかな数しか持っていかなかったのだが。本を読まない研究者なんて、あほらしい。ひつじでは、年に1冊くらいしか、近代文学の研究書は出さない。出すべき人は、わずかだもの。たくさん出している出版社は、信じられない。英文学会は、売り上げは、まあまあだった。学会で、研究社の守屋さんと松元さんは、ひつじのホームページを見てくれたといってた。ところで、近代文学会は、立教で行われたが、池袋の東武デパートの上の、「とり久」は、そんなに高くなく、おいしかった。おすすめです。トマトはアンデスが、原産で旬は冬だそうだ。ご存じでした?
カウンターが、500を越えました。


1996年5月28日 民族学会


先週の土日は静岡大学で民族学会も開催されていた。考古学・民俗学の慶友社さんに本を持っていってもらっていたのだが、結果はなかなかよかった。次回から、近代文学会はやめてこちらに行くことにしよう。『知の技法』で有名なというと怒られるかもしれないが、船曳さんが、『身体の構築学』を民族学で、昨年一番の成果だとどこかの新聞でで書いてくれていたらしい。どの新聞だろうか?

カウンターがいきなり増えている。学会の時に配った目録にURLを載せていたから、それで見て来てくれているのか、それともどこかの団体がインターネット講習会でもやって「皆さん、次はひつじ書房のホームページを見てみましょう」とかいってみんなでのぞきに来られたのだろうか?うーん。

出版研究集会の情報を詳しくした。はじめて、テーブルタグを使った。あんまりうまくできていないと思うが、許されたい。

さて、今日は2通届いたのだが、明日は求人の応募の締め切り日である。さて?



日誌のはじめにもどる日誌2にもどる・日誌3(5月前半)に戻る


日誌の目次へ


ホームページに戻る