2001年5月10日(木)

中間色の解像度

言語学図書総目録が、下版した。今年は、一月発行が送れてしまった。フェアもいくつもはじまっているのに、申しわけない。

今回から、八王子のAさんに印刷をしていただくのだけれど、下版の際にひつじの新しい事務所に寄っていただいた。その合間の話で、Aさんはもともと整版の職人で途中から、営業に回り、独立したのだという。整版の時、難しいことの一つは、高解像度のスキャナーではないと中間色がよくでない。色の調整の際に、トーンカーブが重要で、中間色をきちんと出すためには、色の知識が必要だ。実際のものは、中間色のモノが多い・・・などなど。

面白い話である。白か黒かというのは、安価なスキャナーでも、素人でもできるが、中間色をきちんと出すためには、高価なスキャナーと職人技が必要だということである。このことはどの分野でも共通のことが言えるのではないだろうか。

(下版というのは、完成して、印刷所に渡せる状態になったこと)

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