2022年6月29日(水)学会が対面で開催されないので「企画検討、立案のためのアンケート」を作る(6月29日にメール通信で配信した内容がもとになっています。日付けもその日付けにしています。) 言語学会、沖縄で開催されることになっていたのですが、秋もリモートになることが決定しました。すでに研究者として、研究する上での仲間とも知り合っていて、一人前になって、職がある人は、できあがっている人は、いいでしょうが、これから研究者として一人前になるような、人と出会ったり、研究を広め合ったり、出会ったりするということは、重要視されないということになるのでしょうか。若手がこれから育って行く、研究に若手の場所を与えて、新たな発展を支援するという点ではどうなのでしょうか。学会の第一目的は、発表して業績を作ることなので、重要視しなくてよいということなのでしょうか。研究者として、できあがっている方々の判断ではないかと思います。発表することが、できれば業績を作ることができますので、発表の機会が確保されていれば、それで十分だという考えではないかと思います。 出版社としては、若い研究者の方と出会い、どういう新しい研究者がいて、どんな研究をしているのかを知るという新しい人との出会い、どういう研究が注目されていて、という反応の方を知りたいのだけれども、それがリモートの学会ではできないということになります。もともと、言語学は、それぞれの研究される場所・地域の言語が多岐にわたっているので、なかなか知り合いにくいです。ある地域の言語を研究されている人が、日本語や英語の研究が多いひつじ書房のブースには来てくれにくいということがあります。文化人類学だと書籍についてのモチベーションが数段階高いのでブースに来てくれるということがあります(言語学よりは多いでしょう)。Amazonが世の中を席巻する前は、英語学会や言語系の学会に三省堂の洋書部が出展していて、多くの人が洋書目当てに書籍展示ブースに来てくれていましたが、それももうここ10年は、集客できませんので、三省堂は出展しない状態です。独文学会だとドイツ語とかはまだ、洋書屋さんが来ることがありますが、言語系、英語系は全く来なくなってしまいました。 自社に限らず、他の出版社が出版したものでも、刊行したのを見るというのも刊行についてのリサーチになったし、売れ方に勢いがあれば、気が付いていなかった潮流というのを察知することができた。これからの出版を考えるのにリアルに対面できて、立ち話ができて、人だかりが生まれるというのは重要で、出展は大切な機会でありました。 開催されないとすると対策を考える必要があります。ダイレクトメールを送るときに、匿名でもかまわないのでアンケートを送るようにしようか。答えてもらえるようなインセンティブは作れるでしょうか。ということを考え、検討したところ、オンラインアンケートを行うことにしました。以下のようなアンケートをgoogle form を使って行うことにしました。「企画検討、立案のためのアンケート」という名称にしています。どうぞgoogle formを訪問してくださって、アンケートに答えていただき、お声を聞かせて下さい。 ----- 企画検討、立案のためのアンケートひつじ書房では、学会の際に立ち話でお聞きしていたり、発表の様子(内容もそうですが集客具合)をみて、結果的に学会の動向を察知しようとしてきましたが、言語系学会のリモート開催にともないまして、そういう公式的ではないが、重要な情報を察知できずに企画の立案が困難になっています。そのことを打開するために次のようなアンケートを実施します。以下の情報は企画のための情報収集のためにつかいます。個人情報を企画検討、立案のため以外には使いません。 どうぞアンケートにお答え下さい。5から11まで(全部でなくてもいい)にご回答下さった方でお名前(ニックネームでもよい)を教えて下さった方には、学会が開催されました時に500円分割り引きまして販売いたします。(割引は1回のみ)
●1 お名前(空欄でも可) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeJQY0EQZm2SmCPmp7Iy2PPnuBwUyrP_8RYClBE85CA6A9suA/viewform ---------- 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次・番外編 ホットケーキ巡礼の旅 日誌の目次へ
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