言語学フェスに出店します。
2022年1月26日(土)

言語学フェスに出店します。

(1月26日にメール通信で配信した内容がもとになっています。日付けもその日付けにしています。)

実行委員会は、松浦年男(北星学園大学)・黒木邦彦(神戸松蔭女子學院大學)・岸本宜久(札幌学院大学)・矢野雅貴(東京都立大学)・占部由子(九州大学)たち(先生方)です。

コロナ禍で、リアルに会ったりして、情報交換や出会いをする場がなくなったことに対して、何とか、賑わいのある場所を作るというのが趣旨だと理解しています。たぶん、まちがっていないと思いますが、ウェブページに趣旨は書いていないので、明文化はされていないのかもしれません。ということですので、私の理解でこのように受け取っているということでありまして、もしかしたら、違っているのかも知れません。

オンラインでの、やり取りができる(oVice)というソフトを使って行われます。発表の受け付け締め切りは終わっていますが、前日の28日まで参加の申し込みができますので、参加されたら、よいのではないかと思います。

https://sites.google.com/view/lingfes2022/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

出店するということですが、ひつじ書房は、私がブースにおります。さらに前半と後半ともう1名ずつブースにいると思います。

ブースにきていただければ、新刊の説明をします。未発へのリンクもはりました。もしかしたら、三線を弾くかもしれません。3月にシリーズ「みる・よむ・きく 南の島ことば絵本」の「ディラブディ」を刊行しますので。

それはともかく、ひとつ考えているのは、2人か3人くらいで200ページ未満の論集の企画の提案をして下さらないかということです。これまでの言語研究の枠に収まらずに、従来のマジョリティの研究からは評価されにくい新しい言語の視点の研究の論集の提案をして下さいませんでしょうか。

新しい言語研究観のものであるとか、扱われてこなかった言語現象であるとか、あるいは海外で生まれた新しい研究方法でまだ、日本では評価されていない研究の紹介のようなものでもいいです。人数は2人以上がいいです。仲間のいる研究がいいです。

そういうテーマの研究はなかなか難しいということは分かっています。若手の方だとまず博士論文を完成させないといけないですし、定評ある学会誌に投稿して、採択されないといけないということを考えるとオーソドックスでない研究をするのは難しいでしょう。そんなことするのなら、まずは博士論文を書けと言われるでしょう。現在の研究者の道としてはそれはまともな考えです。ただ、博士論文を書くことが、研究者人生の中間点であった時代は、院生の時や若手の時代に同人誌ではないですが、内輪で発表し合って、独自な考えを表すということがあったように思います。今は、あまり推奨されていないように思いますが、そのために既存の枠の中で研究するという傾向が生まれているような気がしてなりません。思い違いかも知れないですが。

博士論文を書くのを遅らせる必要はありませんが、もし、枠にはまらない研究にも取り組もうとしていて、かつ仲間がいるのなら、挑戦してみてもいいのではないでしょうか。

そういう研究があったら、ぜひプレゼンしていただいて、1年後とかに原稿をいただいて書籍にするというプロジェクトです。印税は払えないと思いますが、義務的な負担はなしと思います。その研究、面白いと思わせてくれたら、前に進みましょう。

----------

執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。



「本の出し方」「学術書の刊行の仕方」「研究書」スタッフ募集について日誌の目次番外編 ホットケーキ巡礼の旅

日誌の目次へ
ホームページに戻る

ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
房主
i-matumoto@hituzi.co.jp