新型コロナウイルスの広がりつつあるなかで
2020年5月30日(土)

非常事態宣言が、延長されました。

5月13日付けで、発信しましたメール通信の「房主より」です。

非常事態宣言が、延長されました。制限が解除されつつある地域もありますが、東京や大阪など交通の要所など ではまだ継続されています。私は、できるだけ早くに解除されることを願っていますが、まだ、事態がどのよう になるのかは分からず、様子見の段階です。

それにともなって春に開催される学会が開催されなかったり、オンラインで開催されるということになっていま す。コロナがいつ収束して非常事態宣言が、解除されるか分かりませんし、解除されたとしても、感染に注意し 続ける生活は続くでしょう。大勢が集まって議論する学会は、三密になりやすいですので、これまでのやり方通 りで開催されることは困難になるのではないでしょうか。開催されるようになっても、参加者がマスク着用の上 で、広い教室に人数制限されて参加し、人数がオーバーした場合は、入場できないか、オンラインで参加すると いうことになるのではないかと思います。

オンラインでの学会開催が、しばらく、主流になるとしたら、出版社としてどのような関わり方になるのでしょ う。出版社にとって、学会は、書籍を販売することはもちろんのことですが、生身の研究者、読者の方と出会い 、研究の動向を知ったり、発表を聞いたり、目の前で書籍を見てもらうことで新刊へどのような反応があるのか をうかがったり、著書の依頼をしたり、企画の相談をしたりという機会でした。なかなか、書店でも見かけるこ との少ない学術書ですので、実際の本を手に取ってもらう重要な機会であると思います。

なるべく、オンラインの学会でも、出版社が存在していることを訴えていきたいと思います。芸達者なYouTuber ではないので、見栄えのする動画の登場はとうていできないと思いますが、それでも動画なども活用して、存在 していること、リアルなあり方とネットでのあり方を含めて訴えていきたいと思っています。企画の相談の窓口 も広く開けていたいと思っています。いろいろなあり方を発信していきたいと思います。

日本語学会は、オンライン開催になりまして、書店の広報のため、メーリングリストで各社の特設ページの案内 を送ってくれることになりました。その中のひつじ書房のページに、動画を載せています。昨年の9月からこの 春に向けての新刊43冊も撮影しています。どうぞご覧下さい。

心配しているのは、大学が構内立ち入り厳禁になっている場合に、事務的な手続きが遅れがちになるのではない か、その場合に、書籍の発注ができないか、遅れることになるのではないか。オンライン授業などの準備で先生 方もご多忙で書籍を選ぶことも、発注もなかなかできないということもあるのではないかということです。杞憂 であるといいのですが、春に作りました本の製作費は、春には印刷所に支払わなければなりませんので、厳しい ことにならないように願っています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

追記

代替え出店

日本語学会

日本近代文学会

日本語教育学会

言語学会はこれから作ります。

いくつかの学会

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執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。



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