2019年12月23日(月) 琉球のことばの復興活動への投げ銭をお願いします。12月4日のひつじメール通信の房主よりが元になっています。 琉球諸島の島の人たちと一緒に、「消滅危機言語」と言われている琉球のことばの復興活動を行っている若手の言語学者を中心とする「言語復興の港」というプロジェクトがあります。島の若い人たちが再び島のことばを話せるようになるために、学習教材としても使える琉球諸語の昔話絵本を出版して島に届けるためのクラウドファンディングを11月27日に立ち上げました。島の若い人たちが再び島のことばを話せるようになるということはかなり大変なことです。ひつじ書房はこのプロジェクトを応援しています。まずは、資金を集めて、4冊の絵本を刊行しようというのです。絵本の絵と原稿はできています。印刷して、製本します。ひつじ書房は、その販売の手伝いもします。1月31日までに、かなりの金額(240万円)を集めなければなりません。私も個人的に参加しました。弊社は、かつて「投げ銭システム」というものを提案したこともあります。その地域で話されていることばを滅びないようにしていくということはかなり困難なことです。もともとは2年前の日本方言研究会で、「言語復興の港」の山田先生にお声掛けいただいたことによります。ことばが失われてしまうことをなんとか食い止めたい、再び島のことばを話せるようになってもらいたいという気持ちに賛同しまして、応援しています。ぜひとも、以下のサイトをご覧下さり、クラウドファウンディングに参加して下さいますよう呼びかけます。その土地のことばを復興するという挑戦の第一歩です。どうぞご賛同下さい。 https://readyfor.jp/projects/minato 12月23日の追記おかげさまで現在210万円を超える額が集まっています。たいへん、すばらしいことと思います。さらにもう一山越えることができれば、ありがたいと思います。ひつじ書房としては、言語復興の活動を応援したいという気持ちから協力しています。そのことが、ことばを継いでいくことに私たちが心を寄せることになると信じています。 ---------- 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次・番外編 ホットケーキ巡礼の旅 日誌の目次へ
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