2015年の仕事の反省と抱負

2015年12月31日(水)

2015年の仕事の反省と抱負

今年

25周年の講演会と雑誌の創刊を考えていましたが、できませんでした。本年は、大きく販売できるものを刊行できず、昨年やこれまでの刊行してきた資産で経営的には乗り切りました。封筒、名刺のデザインを一新しました。『いま、大学で何が起こっているのか』を刊行することができました。電子書籍の制作を開始した。新人1名を育てた。これは、主に渡邉のおかげ。野崎さんのおかげで書店さんでの存在感が、一歩前進した。学術英文校閲のHさんと仕事を開始した。『方言の研究』の創刊をいたしました。

来年

2016年には、発達心理学会の英文学術書の刊行します。このことは、ひつじ書房にとって画期的なことになると思います。英文学術書の編集、刊行の仕組みを作ります。将来的に英文学術書刊行を採算に乗せる方策を作るための第一歩とします。ひつじ書房は、日本の学術世界の世界への発信に貢献できる出版社になろうと思います。どういうことかというと、一面として、日本内部の読者市場に閉じこもらずに、世界的な学術出版社を目指すということです。その一歩のひとつとして、丸善eBook LibrayのPDF版の英文学術書で、一定の売り上げを達成して、次につなげたいと考えています。アメリカアジア学会に出店し、そこでの広報宣伝で、はじめの一歩を踏み出す。

来年も新しいスタッフが加わります。次の新人を育てます。

『ちょいまじ英語シリーズ』の刊行開始と学術書を扱わないがそこそこの規模のある書店への存在をもうさらに一段階進め、学術書に準じる書籍の販売を可能にする。学術書も重要ですが、その周辺、高校の先生であるとか、学術的な成果を含んだ準学術書の領域を作る必要があると考えています。すべての学問がとは申しませんが、学問も、学術世界に閉じこもらない読者を意識することも重要だと思うからです。

電子的なツールを活用した研究と電子的な公開形態への実験的な参画。「eLAN本」の刊行と電子学術書籍の研究会の開始します。言語と身振りなど、狭い意味での言語事象に閉じこもらない研究であるフィールドインタラクションのシリーズを刊行開始します。

言語学の成果を世間に伝える「関西弁事典」を刊行します。

おくることば

最後に、2008年というひつじ書房にとっては、非常に危機を迎えた時、ひつじ書房に対して反会社的なことをした3名を一気に辞めさせたという時期に、入社することになり、入社してそうそう危機を乗り切るのに、重要な役割を果たしてくれ、その後の、ひつじ書房の組版の水準向上に大きく貢献し、編集や企画立案についても、大きな役割を果たした板東が、本年末に退社することになったことが、今年の最も感慨深いことです。彼女は、この3年は大阪在勤でした。そして、来年からは、関西の某大学出版で働くことになっています。

8年の月日の貢献を感謝するとともに、今後の活躍を祈っています。

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執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。



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