出版提案書(出版企画提案書、proposal) hituzi[LOGO]研究者の方にとって有益な刊行情報に加え、学術書の刊行の仕方についてお教えします。ひつじ書房は、言語学のジャンルでNO1の学術出版社です。学術書の刊行についてどういうことを考えたらよいのか、本音を交えて、実践的な情報を提供します。
update 2014.11.13

出版提案書(出版企画提案書、proposal)


このページは提案書についてのとりまとめたものです、研究書の刊行については

研究成果公開促進費・出版助成金を利用した著書の刊行の仕方もご覧下さい。言語学・言語教育以外の分野の方は、このページの後半をご覧下さい。

ひつじ書房は、次のことを社是(活動の方針)として出版活動を行っています。

  1. 言語の研究を支援し、言語研究をプロデュースする
  2. 市民社会における言語研究への要望を言語研究に橋渡しし、言語の研究が市民社会に貢献することを支援する。
  3. 言語研究を起点として、ヒューマンサービスや教育、コミュニケーションスキル、リテラシー、図書館情報学、文化活動のマネジメント、市民のアドボカシー活動における知識の生産など新しい人文社会科学の研究のルネッサンスをプロデュースする
  4. 学術書の編集・刊行・販売

ご提案いただきます内容について小社の編集サイドで検討いたしますので以下の提案書にお書き添えの上、以下のメールアドレスまでメールでお送り下さいましたら幸いです。1週間以内にお返事さしあげますので、もし、こちらからの返事がありません場合には、恐縮ですが、再度メールをお送り下さい。

提案書送り先メールアドレス

kikaku@hituzi.co.jp

※件名を「企画提案書」としてお送りください

担当者 海老澤(企画編集担当)


学術出版提案書ひな型

簡単で結構ですので、以下の要領でご自身の立場からで、お教えください。

まことに恐れ入りますが、提案書をお送り下さる場合、以下の例のようにファイル名を書き換えてお送り下さいますと幸いです。



proposal-tantyov05.doc

(田中先生が、2011年6月7日にお送り下さる場合)
proposal-tanaka_20110607.doc

研究書(単行本)の出版提案をされる場合

2009.9.30 日本語教育、第2言語習得研究の分野の研究者の方の場合は、査読ありの雑誌に1本以上採択されたことが、条件です。
Wordファイル「単著v0.91」

論文集の出版提案をされる場合

Wordファイル「論文集v0.51」

テキスト・教科書の出版提案をされる場合

2009.6.10教科書出版提案書ひな型 Wordファイル「テキストv0.031」

翻訳書の出版を提案をされる場合

2007年10月3日 【学術】学術研究書の翻訳のご提案をいただく際に

研究書以外の単行本の出版提案をされる場合

比較的一般書の提案書です。提案書v0.01ということです。ひつじ書房は言語学の学術専門書を刊行することをメインとする出版社です。一般書の場合でも出版社ごとに得意なジャンルがあります。出版社の刊行ラインをお知りになった上で、ご提案下さいますようお願いします。
Wordファイル「一般書企画提案書v0.1」

1)タイトル
2)内容(400字)
3)この研究を出版する意義(他の研究者の論文からの卓越性 200字)
4)現在の原稿の完成度と最終的な完成のスケジュール
5)原稿の量
6)現在は途中でもかまいませんが、学術振興会に提出する際に、審査の対象となる原稿が必要となります。11月18日までに間に合いますでしょうか
(大学の事務が助成書類をとりまとめる場合は、時期が早い場合があります)
7)出版の経験(すでに本を出したことがある、師匠の本を作るのを手伝ったことがある、などなど)
8)博士論文はインターネットやオンデマンド印刷などの方法で手に入れることができますでしょうか。

これらの情報をいただいて、小社で刊行するか、刊行するに当たっては、助成金を申請するかどうかを検討します。


出版助成金を申請することになりましたら、先生に申請書をお書きいただくことになります。弊社へは、申請時に添付する原稿のコピーをお送りください。原稿の分量から、価格を検討し、提出用の見積もりを作ります。

(申請書は、大学の事務が取り寄せてくれる場合もありますし、昨年から学術振興会のHPからダウンロードできるようになりましたので、手に入れることができます。)

http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html

価格案と部数の案を先生にお伝えします。

見積書を作成します。

学術振興会の場合ですと来年の4月の末から5月の頭に申請が通か通らないかの決定が届きます。

通れば、夏休み明けまでに、印刷所に組み入れる原稿とデータをいただいて、翌年の2月中に刊行と言うことになります。

私どもとしましては、学術振興会の助成が通れば、基本的には刊行できます。助成金の場合は、初版については、印税がありません。

できれば、献本用に50冊程度のお買いあげくださるとありがたいと思っています。

学術振興会の助成に通らなかった場合には、どうするかという点につきましては、いただきます原稿のコピーを拝見して、読者がどのくらいいるのかをもう少し正確に見積もりまして、ご相談させていただくことになります。

我々は、売れないものでも、価値があるものなら著者と協力して、何とか刊行する方向へ持っていくと考えています。歴史的な言語の研究であれば、現代語よりも読者は少なくなってしまいます。そうであっても、刊行しますが、読者が少なければ、本の値段は高くなります。ただし、古代語のジャンルであれば、ある程度値段が高くても、読者は購入してくれますが、それ以外のジャンルであると一定以上の値段では購入してくれなくなります。

その値段のご相談とともに、恐縮ではありますが、著者にご負担をお願いする場合があります。あくまで自主出版ではなく、(自主出版の場合には、印刷代、組代、製本代、紙代、倉庫代、管理費、編集費を書き手にご負担いただきますが、我々は印刷代と製本代のある部分をお願いすることがありますが、総経費の全額ではありません。)協力して研究書を出していくと言うことです。

どうぞよろしくお願いします。


proposalと査読のプロセス

proposalをお送りいただきました場合、弊社の編集部でまず、弊社の出版物として刊行できるものなのかを検討します。proposalはできるだけ分かりやすく、魅力的に書いてください。

proposalを拝見して、検討をさらに進めるとご連絡申し上げました場合には、原稿をお送りいただきますようお願い申し上げます。

原稿を拝見しまして、さらに検討を進めると判断した場合、次の段階に入ります。弊社では査読者を選んで、査読をお願いすることになります。この段階に入りましたら、ひつじ書房に出版について最優先権をいただいて、優先権のもとに進めることになります。(この段階では、刊行をお約束するわけではありません。)

その段階で、査読を行います。2名の査読者に依頼しまして、読んでいただきまして学術書として出版する価値があるのかについてレポートを書いてもらいます。

査読者についてですが、この段階で3名の方を紹介してくださいますようお願いします。3名の方を連絡先とともにご紹介下さい。(薄謝ですが、査読者にはお礼をいたします。)その中から、査読をお願いすることになることがあります。また、弊社でも別途、査読者を探しまして、査読を依頼することもあります。

以下はJohn Benjaminsの例

3 Possible reviewers of your manuscript

Please list up to three professionals in your field (with their addresses) who are qualified to objectively read and evaluate your work. Please provide names, addresses, fax numbers and/or e-mail addresses.

We may or may not approach the suggested reviewers as we may be using our own network of reviewers, or those suggested by our series editors.

John Benjaminsのproposalのページ

査読のプロセスに入ります段階で、データをお送りいただきます。その原稿データから、著者が特定できる情報をできるだけ消しました上で、査読を依頼します。2名の方よりいただきましたレポートに基づきまして、弊社として出版できるかどうかを検討します。

※査読自体は査読者を選んで、依頼して、読んでもらって査読者のレポートが戻ってくるまで1月と考えています。

レポートを拝見した上で、編集会議で出版を検討します。この段階で著者の方にプレゼンテーションをお願いします。プレゼンテーションをお聞きした上で、こちらの側から刊行に当たっての条件をご提示します。日本学術振興会の研究成果公開促進費の申請と交付を前提にする場合もあります。

和文概要

違う分野の方にもコメントをもらうことにしますので、内容の概要(和文)をお書きいただきまして、お送りいただけないでしょうか。

内容の概要については、テーマとその論証過程がわかるように書いていただければ幸いです。各章ごとに書いていただけますでしょうか。1章あたり200字から400字で、結論についても400字程度でお願いします。

現実問題として、全般的に研究成果公開促進費の交付を前提とすることが、あることを申し添えます。弊社は申請について、申請時にひつじ書房のノウハウをもとにお手伝いします。


参考まで

●2017年JACETワークショップ 学術書出版のすすめ

●John Benjaminsのプロポーザル
How to submit a book proposal

●rodopiのプロポーザル
Submitting a book proposal

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