オンライントークライブ『新しい言語心理学の新しさ』開催
『新しい言語心理学』が出来上がりました。
『新しい言語心理学』(茂呂雄二・伊藤崇・新原将義編)
本書は「ことばとは実践である」という視点のもとに書かれた言語心理学の教科書です。
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心理学ならびに臨床心理学にとって,ことばの問題はとても重要です。私たちの心の営みは,私たちの毎日の生活とともにあるものです。そして,ことばは私たちの毎日の生活に不可欠なものです。私たちの心の営み,毎日の生活活動,そしてことばは互いに切り離すことのできない一体のものです。その意味で言語心理学は,心の発達と心の臨床を理解する上でとても大事な分野になります。
さて本書『新しい言語心理学』で,私たちは1つのチャレンジをしてみました。それは,「ことばの実践」という考え方を中心にして言語心理学の教科書を書くというチャレンジです。 (「まえがき」より)
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「ことばとは実践である」ということの詳しい解説は、「第1章 心とことば ことばの実践が作る心の営み」(茂呂雄二著)にあります。第2章以下では、ことばと心の関係、社会とことばの関係、ことばの発達プロセス、ことばの障害など、重要な知識をおさえつつ、「ことばとは実践である」という視点を考えていきます。
たくさんの事例から楽しく学んでいくことができると思います。ぜひ、ご覧ください。
そして、出版を記念して、オンライントークライブを開催することになりました。
以下はイベントの概要です。
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〇出版記念オンライントークライブ『新しい言語心理学の新しさ』
2024年10月に刊行された『新しい言語心理学』(茂呂・伊藤・新原編,ひつじ書房)は,既存の言語心理学において前提とされている考え方に疑義を投げかけ,それに代わる新しい視点のもとで書かれました。それは,「ことばとは実践である」という視点です。
ウィトゲンシュタインやヴィゴツキーの理論を背景として提示されたこの視点が,既存の言語心理学をどのように刷新しようとしているのでしょうか。
このオンライントークライブでは,編者と執筆者からこの新しい視点の意義と執筆過程についてお話しします。
さらに,ゲストからはこの視点で書かれた本書が臨床実践において果たすであろう役割についてコメントしていただきます。
本書がどのように書かれたのか裏話が聞ける機会です。多くの方のご参加をお待ちしています。
スピーカー
茂呂雄二(東京成徳大学,編者)
仲嶺 真(国際経済労働研究所/荒川出版会,執筆者)
コメンテーター
松嶋秀明(滋賀県立大学)
司会:伊藤崇(北海道大学)
日時:2024年10月27日(日) 15時~17時
開催形式:オンライン zoomによるリアルタイム配信 14時45分よりオープン
参加費:無料
参加申込方法:下記のURLからアクセスし,申し込みフォームよりお申し込み下さい。zoomのurlを追ってお送りします。
締め切り:10月23日(水)
https://forms.gle/9d3hcApesYd8z9HJ6
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『新しい言語心理学』の「新しさ」とはなにか? とても気になるところだと思います。ゲストの松嶋先生のお話も楽しみです。
日曜日の午後オンラインでの開催ですので、ぜひお気軽にご参加ください。
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