2023年の振り返り
本年もお世話になりましてありがとうございました。
私が今年刊行した書籍は以下の12冊となります。
1. 21世紀日本文学ガイドブック3 平家物語
2. プラグマティズム言語学序説
3. ベーシック応用言語学 第2版
4. 基礎日本語学 第2版
5. 直喩とは何か
6. 小説の描写と技巧
7. ジェンダー×小説 ガイドブック
8. AI時代に言語学の存在の意味はあるのか?
9. Integrated Skills Development
10. 方言のレトリック
11. 認知言語学論考 No.17
12. 農村青年の文学
『21世紀日本文学ガイドブック3 平家物語』は編集を開始してから刊行まで時間がかかってしまいました。昨年地上波で放映されたアニメの『平家物語』はとても良いアニメでした。羊文学の曲のオープニングも最高でした。あのアニメの余韻があるうちの刊行とは惜しくもなりませんでしたが、その分充実の内容となっています。
『プラグマティズム言語学序説』は新たな言語観の提案となる書になりました。みなさまに読んでいただき、どのような感想を持たれるのかを知りたく思っています。
『ジェンダー×小説 ガイドブック』は、フェミニズム・ジェンダー研究を文学研究につなぐガイドブックとして、これまでありそうでなかった本です。
『AI時代に言語学の存在の意味はあるのか?』は、弊社のウェブマガジンでの連載を元にした書籍です。今年はAIの話題が一気に爆発した年でしたが、タイミングの良い刊行となりました。刊行してみて分かったのは、どうも言語系の先生方は、AIが自分に関係があるものとはあまり真剣に考えていないようだということでした。私などはAIの発達でどうなるんだろう、というワクワク感を持ってしまうのですが、それは人によるとして、ぜひ本書を読んでAIと言語学の関係を一度考えてみてもらえればなと思っています。
今年はテキストの第2版への改訂が二冊ありました。みなさまにご愛顧いただいたおかげです。せっかく作った本なので、こうして内容をアップデートする機会がありますと大変嬉しく思います。
来年も、いますすめている力作がたくさん刊行の予定となっていますので、ご期待ください。
また、ずっと作業をしているひつじ書房のウェブページのリニューアルもいよいよ出来そうですので、来年のスタッフ日誌は今見ている感じからだいぶ違った感じのページで見ていただくことになると思います。お楽しみに!
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
良い新年をおむかえください。
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