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2023.5.24(水)

『直喩とは何か 理論検証と実例分析』刊行!

今月後半は私の担当書籍が(偶然進行が重なり)どどっとまとめての刊行となります。

まず出来てきたのが、『直喩とは何か 理論検証と実例分析』(半沢幹一編)です。
比喩研究は、とくに認知言語学を見ているとメタファーを扱った研究が盛んで、弊社では『メタファー研究』も出しているくらいですが、なぜか直喩についての研究がほとんどなくて、直喩で何かできないかなと考えていました。そんなときに、編者の半沢先生から本書のお話をいただき、ぜひ出したいと思い、編集をすすめてきました。

本書の中ではこれまでの直喩についての議論が整理され検討されており、大変勉強になりますが、後半の実例分析の部もバラエティ豊かで面白いです。

特徴的な比喩の使用で有名な村上春樹や、小説を文字通り「食べて」その味の感想を読書感想に重ねるという変わった設定のライトノベル「文学少女シリーズ」の分析、芭蕉の俳句などなど、様々な対象を扱っていて、勉強をする気がなくても面白く読めると思います。

装幀も、いつも弊社の函本などのシリーズを手掛けていただいている、白井敬尚形成事務所の三橋光太郎さんによる力のこもったさわやかで斬新な装幀となりました。

書店や学会のブースなどでぜひ手に取ってご覧ください!




2023.5.9(火)

学会シーズン到来


ゴールデンウィークが終わりましたが、皆様はどのように連休を過ごされたでしょうか。旅行や帰省など遠出をされた人も多かったのではないでしょうか。だいぶコロナが流行する前のように出かける人が増えたように感じます。

そんな世相も反映してか、今年の春の学会は対面開催のものが去年と比べて多いですね。何度かこのスタッフ日誌に書いていますが、私は2020年4月入社でして、対面開催の学会に参加したことは今まで数えるほどしかなく、今年はこれまでずっとオンライン参加だった学会にもリアルで参加予定なので楽しみです。
来週5月20日(土)、21日(日)の日本語学会(青山学院大学)にも出展しますので、どの書籍を並べるか検討したり、会場への荷物の搬入を運送会社に依頼したりするなど、出展準備を進めています。多くの新刊を持っていく予定ですので、大会にご参加される方はぜひ出展ブースに立ち寄っていただいて、書籍をご覧いただけますと幸いです。

一方で、オンライン開催の学会もまだまだありますので、そうした学会でのオンライン出展準備などもしています。再来週27日(土)、28日(日)にオンラインで開催される日本語教育学会に向けて、先月は新刊の紹介動画を作成しました。
また、大会当日1日目の27日は、賛助会員団体出展ブースで行われるZoomでの交流プログラムに参加します。ひつじ書房のブースでは近刊の中級日本語会話教科書『中級からの人とつながる日本語会話』(小池真理・ヒルマン小林恭子・宮崎聡子著)について、著者の先生方にご著書の紹介をしていただきます。ぜひお越しください。詳しくは今後公開される、日本語教育学会の大会特設ページにある賛助会員団体出展ブースをご確認ください。

今後、学会の大会はオンラインよりもリアル開催の方が多くなっていくのでしょうか、それともオンライン開催を続ける学会もある程度はあって、リアルとオンライン半々くらいになるのでしょうか。いずれにしても開催形態に応じて、皆様に書籍に興味を持っていただけるように工夫して出展をしてまいりたいと思います。





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