物価の上昇を感じます
最近ガソリンの値上げがニュースで良く取り上げられています。原油価格の高騰は度々問題になっていますね。車でのお出かけが億劫な気分になりますが、個人的なレベルだけでなく、流通の根幹にかかわるので影響が大きく、これからどうなるのだろうと思っています。
ひつじ書房では、本を発送する送料に直接響いてきているところです。製造の面からだと、本の用紙がダイレクトに影響を受けています。紙の銘柄が廃版や統合で少なくなったり、価格が上がったりしています。先日大手の製紙メーカーが紙の値上げを発表しました。
ニュースリリース印刷・情報・産業用紙の価格修正について 2021年11月04日 日本製紙株式会社
https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2021/news211104005049.html
印刷・情報用紙の価格改定について | 大王製紙株式会社 2021/11/09
https://www.daio-paper.co.jp/wp-content/uploads/20211109.pdf
また、それとは直接関係ありませんが、値上げということで私の実感として本の価格、特に新書の価格が昔より上がっていると感じています。
詳しく調べた訳ではありませんが、岩波書店のホームページから、2021年と2010年の新書を検索して価格の平均を計算してみたところ、2021年が971円、2010年が867円でした。これだけでは何も言えないかもしれませんが、最近は新書だからと気軽に買えない値段に感じることがあります。
ひつじ書房の本の値付けはどのようにすればよいでしょうか。本の値段は刷り部数と関わります。1000円の本を1000部刷って全部売ったら(卸値などは考えずに)100万円。製作費にもなりません。
今すぐに何かという話題ではありませんが、世の中の動向を見つつ考えています。
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