オンラインでの最終講義
何度かスタッフ日誌で「オンライン〇〇」のことについて話題にしてきましたが、多少不便なことはあれど、様々なイベントを家から参加できる「オンライン〇〇」が増えることは出不精な自分にとって基本的にありがたいことだと捉えていました。
しかし先日、はじめてオンラインになってしまってとても残念だった出来事がありました。それはお世話になった教授の退官記念の最終講義です。
自分の修論の副査を担当してくださった先生で、学部時代からゼミなどで様々な指導をしてくださり、とてもお世話になった方でした。そのため本来であれば最終講義の際にお礼をお伝えしたいところでした。しかし、オンラインだと直接顔を合わせることもできず、感謝の言葉を伝えることは叶いませんでした。
最終講義の後、自分の卒業後もゼミに残った友人と(これまたオンラインで)話したのですが、この一年間のゼミはオンラインでのゼミ運営をどうするかなどの試行錯誤に追われて、今までのような指導が受けられず、「先生との最後の一年がこんなことになるなんて本当に残念」と言っていました。
1年前の今ごろは既に最終講義がオンラインになっていることが多かったと記憶しています。自分も直接の関わりがない先生方の最終講義を講演感覚でオンラインで聞いて「便利な時代だな」などと思っていましたが、自分と関わりのある方となると話が変わってくるのだと気づかされました。
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