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10月

2018.10.23(火)

読書週間



なんだかここ数日で急に寒さを感じるようになり季節が進みました、秋です、秋がやってきました。秋は何をするにも良い季節なのか、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋などといわれます。「読書の秋」を思い浮かべるかたも多いと思います。

日暮れも早くなり、家で温かい飲み物と一緒に読書のひととき。長編小説を読み耽るのも楽しいですし、恋人と肩を寄せ合って写真集や画集を眺めるのも良いですし、子どもを膝にのせ絵本や童話の読み聞かせなんかもいいかもしれません。

10月27日〜11月9日(文化の日を中心にした2週間)が読書推進運動協議会により読書週間として定められています。普段あまり本を読まないひとも、手に取るきっかけになればいいなと出版界に身を置くものとしては思います。

先日、ウェブニュースを見ておりましたら、ニューズウィーク日本版になかなか面白い記事がありました。

■子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/ok-11.php

くわしくは、上記の記事を見て頂ければと思いますが、<31カ国、16万人を対象に行われた調査で、16歳の時に家に本が何冊あったかが、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、ITスキルの高さに比例することが明らかになった>と見出しで記事をまとめているように、よく言われるような読み書き能力だけではなく、算数やIT能力にまで影響があると思われる結果が出たことが興味深いです。

さまざまな意見もあるでしょうし、この手の調査は因果関係がわかりにくいのが難ですが、本があるという環境や本を読むことで悪いことは無さそうです。

私は涼しくなってよく眠れるようになり、睡眠の秋を満喫しているところです。冬の足音も聞こえる今日この頃、素敵な秋をお過ごしください。







2018.10.9(火)

「スマフォ」か「スマホ」か




先日、iPhoneの画面を割ってしまい、修理のために、2時間ほど修理店に預けていたということがありました。Apple公式の修理ではなく、非正規店での修理にしましたので、即日で直る代わりに、その間の代替機はありません(ちなみに、非正規店で頼むと、以降の公式店での修理もできなくなります)。

預けている間、近くで買い物をしていましたが、ふとした拍子にスマホを探していることがあって、なかなか複雑な思いをしました。私のiPhoneは2年半ほど前に購入したもので、それ以前はガラケーを使っていました。ガラケーの頃はできることが少なかったので、ここまで依存はしていなかったと思います。

預ける前にバックアップを取りましたが、まじめにバックアップを取ろうとすると、自分にとっての優先度がよくわかります。連絡先と写真はバックアップが取りやすいからいいとして、レベルの上がりまくったゲームのデータはどうやってとればよいのか・・・・・・など、普段気にしないところを調べるので、(あまり役に立たない)知識が増えました。

さてさて、さきほど「スマホ」と書きましたが、以前に、「スマホ」か「スマフォ」かが、社内で話題になったことがあります。カタカナ表記は、校正のときにしばしば生じる問題です。今回で言えば、「スマートフォン」を略すなら「スマフォ」だろう、しかしそもそも、「テレホン」で違和感がないのだから、「スマートホン」「スマホ」ではないのか、ということです。

考えることはみな同じようで、NHKの放送文化研究所のウェブサイトに、「放送現場の疑問・視聴者の疑問」として解説が載っていました。
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「「スマートホン」か「スマートフォン」か」
Q  カタカナ表記する場合、「スマートホン」でしょうか、「スマートフォン」でしょうか。省略する場合はどう表記すればよいですか。
A  一般的な発音・表記から、「スマートフォン」、「スマホ」です。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/20161001_1.html
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解説を読むと、NHKにおいては、「発音と表記の一致」と「慣例」の2つがポイントのようです。

つまり、「スマートフォン」は発音と一致していて、「スマートホン」は慣例としてあまり使われていないので「スマートフォン」を使う。略称は(発音のしにくさから?)「スマフォ」が定着せず、「スマホ」が使われることになった、ということのようです。
「慣例」「定着」と言われても、それをはかる方法は一般人にはなかなか難しそうです。ざっとネット検索をしてみただけでも、「スマートホン」は沢山ありました。

これはNHKの方針なので、別の表記をしているところも、もちろんあります。
重要なのは、「方針をどう決めるか」であると思います。似たような問題は各所で出てきます。ひとつひとつ場当たり的に「どちらを使うか決める」でも対応できなくはありませんが、だんだんつじつまが合わなくなったりすることもあります。最初に大きな方針を決めてしまったほうが、混乱は少ない(はず)です。

「定着度」は、普段からインプットを多くするしかない・・・・・・ということでスマ「ホ」使用の言い訳をしつつ、新しい画面は大事にしたいと思います(もう落とさない!)。






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