電話での応対にて
毎日、書籍のご注文をいただいたり、その他にもお問い合わせをいただいたりと、電話で応対することが度々あります。
その際に最も悩まされることは、電話口で、社名やお名前を聞き取ることです。
ちょっと聞き慣れないお名前ですと、二度、三度お伺いしなければならないことがしばしばあります。
また、詳しく漢字をお尋ねしなければならない場合、電話口ではなかなか説明が難しい場合もあります。
複数のバリエーションの漢字表記が存在する「サイトウさん」「ワタナベさん」なども、一般的な苗字と言えど、注意が必要です。
実は、つい先日、とある書店さんのお名前の漢字をお伺いする際に、結果的に大変失礼な訊き方をしてしまったという失敗を犯してしまったため、最近は電話での応対の際、特に気をつけるようにしています。
ところで、かく言う私も電話口で自分の名前を伝える時、「カネヤマと申します」と言うと、10回に2、3回くらいの割合で、「カナヤマさん?」「カメヤマさん?」と聞き返されます。その昔、「カニヤマさんですか?」と言われたこともありました。(ここまで来ると、私の滑舌に問題があるのかもしれません。)
さらに面倒なことに、カネヤマの「カネ」の字は、「金」ではなく、「兼」を使いますので、こちらの説明もまた厄介です。
世の中には本当にいろいろなお名前の方がいらっしゃいますので、「自分の名前を伝える」ということに関して、さまざまな場面で、もっと苦労をされている方がいらっしゃることと思います。そういった場合、みなさんどのように工夫されているのか、少し気になります。
電話での会話は、聞き間違い、聞き逃しなどがしばしば起こりがちです。互いに正確な情報をやりとりできるよう、また、相手方に失礼のないよう、なるべく落ち着いて対応することを常に心がけておきたいものです。
|