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6月



2015.6.26(金)

学会シーズンを終えて


6月も下旬を迎え、ジメジメとした空気が煩わしく感じられる季節となりました。今年の学会シーズンが、間もなく終わります。
わたしにとっては初めての学会シーズンだったため、学会出張やその準備など慣れないことも多くありました。特に学会の準備や学会後の報告を担当する者として参加するようになると、事前の準備はもちろん、売上をまとめたり注文書籍を発送するなど、学会から帰ってきてからの仕事もこなさなければなりません。
学会だけでなく、他の仕事も重なった時にはいかに効率よく仕事をこなしていくかが重要であるということをこの2ヵ月のなかで実感しましたし、これからの課題であると感じました。

6月末で学会シーズンが終わるとともに、入社式を迎えてから3ヵ月が経ちます。アルバイトとして働かせていただくようになってからの期間を数えると、5ヵ月になります。もうすぐ半年経ってしまうのだと思うと、もっと速く、たくさんのことを覚えなければと焦る気もちが湧いてきますが、まずは確実に昨日より前進できることを念頭に置いて、7月から過ごしていきたいと思っています。






2015.6.24(水)

封筒デザイン一新


ひつじ書房では、封筒のデザインを新しくしました。
デザイン設計は、白井敬尚形成事務所の白井敬尚さんへ依頼しました。
弊社の、ひつじ研究叢書(言語編)101巻からのブックデザインも白井さんにお願いしています。緑の函のシリーズですね。


新しい封筒たち

上品に仕上がったように思いますがいかがでしょうか。前回メール通信でお送りした板東の日誌にも、ひつじ書房で同時期に出た本などの表紙の色が偶然重なる現象があるという話しがありましたが、この封筒の色もミズイロで、合わせている訳ではありませんが今春の未発ジュニアの色に似ていると思います。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、以前は緑色の封筒でお送りしておりました。今週よりこの新しいミズイロの封筒を使用し始めております。 ミズイロの封筒が届きましたら、ひつじ書房からの手紙がきた、と認識していただくにはもう少し時間がかかると思いますがどうぞ末永くよろしくお願いいたします。

また合わせて、名刺のデザインも同じような雰囲気で変更しております。(ご存知の方もいらっしゃると思いますが、弊社の名刺の特徴である(?)二つ折形式は変更しておりません。)なにかの機会にご覧いただくことがございましたら幸いです。





2015.6.17(水)

『いま、大学で何が起こっているのか』ポップ作成


できあがったばかりの新刊『いま、大学で何が起こっているのか』をたくさん事前注文していただいた書店さんを対象に、ポップの発送作業を行いました。ポップというのは書籍の書名や価格、見所をまとめた紙の広告で、店頭に書籍とともに置かれます。

今回のような送付作業を送付物の作成の段階から担当するのはまだわたしには慣れないことで、効率のよいやり方で進められなかったのが反省点です。ポップの作成自体もまだ数えるほどしか経験がありませんので、営業担当の野崎に直すべき部分を指摘してもらいながら作りました。
初めて書店用のポップを作成したとき、野崎にわたしの作ったポップは「主張がない」と指摘されました。書籍のどの内容を、どのように「主張」するかというのはわたしにはまだ難しい判断ですが、慣れないながらも自分なりに考え、ポップという形に作り上げるのはやり甲斐があると感じます。
『いま、大学で何が起こっているのか』は、昨今話題となっている大学の人文系・教育系学部改革の問題を取り上げた書籍で、刊行前から多くの注文やお問い合わせを頂いています。ですから思い切り目立つように、今回の問題をより多くのひとに知っていただきたいという思いを込めて作りました。

たくさんの方に『いま、大学で何が起こっているのか』のポップに目を留めて頂くとともに、書籍を店頭でお手にとってご覧頂きたいと思います。








2015.6.10(水)

2度目の学会出張


今週末、わたしは関西言語学会に参加します。わたしにとっては2度目の学会出張となります。

5月に開かれた方言研究会と日本語学会に参加した際には、経費や持参する書籍などに関して先輩に取りまとめて頂いたため、わたしが事前に準備することは少なかったのですが、5月末の日本語教育学会、そして今回の関西言語学会に関してはわたしが学会の準備を担当しているため、学会前は実際にこなすべき仕事が多くなり、気持ちの上でも少し忙しく感じます。
学会の準備でいちばん悩むのは、学会で販売する書籍としてどの本を持って行くべきかということです。自分なりに、シンポジウムや講演の内容、参加する研究者の方々にちなんだ書籍をと考えて選ぶのですが、まだまだ経験が足りず、社長や先輩方に訂正して頂く箇所は多いです。

関西言語学会第40回大会は、神戸大学鶴甲第1キャンパスで開かれます。先月の方言研究会・日本語学会も同じ神戸での開催だったのですが、前回は神戸という土地を楽しむ余裕はあまりありませんでした。
2度目の学会出張、2度目の神戸ということで、今回はすこし土地柄を楽しむ余裕を持って臨めればと思っています。






2015.6.10(水)

『中国現代文学14』まもなく発売


梅雨入り後の恒例(?)、今週末は関西言語学会に参加します。今年も新人を連れて参ります。かつて自分も入社した年に参加したのですが、大阪樟蔭女子大で行われた、という以外にあまり覚えていません…初心忘れずでいたいものですが…

新人の頃から担当している『中国現代文学』も、今春で14号目となりました。14号も出ると、次号の色はどうしようかといつも悩むのですが、今回の表紙は爽やかな空色にしました。今回の表紙のモチーフは未年にちなみ愛らしいひつじです。

ひつじ書房で同時期に出た本たちの表紙の色が偶然重なる現象が時々あり、今回同時に出来た『いま、大学で何が起こっているのか』も空色。今春の未発ジュニアの色ともすこし似ている気がします。

『中国現代文学14』掲載作品のうち、目を引くのは中編小説の「ギャンゴン」。本作品は、チベット仏教における化身が主人公の物語なのですが、作者の丹増(テンジン)自身も転生者であり、小説には彼自身のエピソードも含まれているとか。見逃せません。



2015.6.5(金)

音声の録音に参加して


今週、わたしは日本語教育のテキストに付属するCDの収録に立ち会うため、新宿にある録音スタジオに行きました。
録音の現場に立ち会うのはもちろんのこと、わたしは録音スタジオに足を踏み入れるのも初めてでしたので、とても新鮮な思いがしました。

今回収録をお願いしたのは声優さんと俳優さん、それぞれふたりずつでした。わたしには皆さんとても聞きやすい声で話されていたように感じられ、問題はないのではないかと思いましたが、収録を指揮する執筆者の先生から撮り直しの指示を出されることもありました。それは専ら、言葉のアクセントやイントネーションの修正が必要な時でした。
例えば文末の「〜である」という言葉は通常「〜であ」まで高く発声し、「る」は声の高さが下がりますが、人によってはテキストを読む際「で」を強調しすぎてしまい、「あ」と「る」の両方の音を低く発音してしまうことがあります。普段何気なく耳にする時、アクセントについて気にする人は多くないのではないかと思います。ですが今回収録した音源は日本語学習者に聞いてもらうためのものですから、一つひとつ修正していかなければなりません。執筆者の先生から修正の指示が入る度、わたしは普段自分でどんな発音をしているだろうかと自らの発音を考えずにはいられませんでした。

収録はスムーズに進み、予定していた時間の30分前に終わることができました。
完成品のCDとなって出来上がってくるのが、今から待ち遠しく思います。


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