牡蠣小屋ツアーを終えて
ひつじ書房の前にある窪町東公園の桜が咲き始めました。今年はここ数年と比べるとすこし開花がはやいそうですね。
先週末は仙台へ出張にいき、仕事の後にグルメツアーにいってきました。
行きましたのは、石巻にある牡蠣小屋です。ビニールハウスの中で殻付きの牡蠣やホタテ等を炭火で焼いて食べる、牡蠣専門のバーベキューのようなものでした。
今回行った牡蠣小屋は、震災の後に牡蠣の加工場が津波により使えなくなり、牡蠣の出荷を補うために作られたそうです。
福岡にも牡蠣小屋がありますが、福岡の牡蠣小屋からノウハウ等を支援されたとホームページに書いてありました。(焼きあがった牡蠣にたらすポン酢は福岡産のものでした。)
とてもおいしく大満足な牡蠣小屋でした。
牡蠣小屋を訪れるために利用した石巻線は、全線が復旧したのが今年の3月21日。ほんの少し前のことです。震災の後の復旧の取り組みがまだまだ続いていることを実感しました。
震災の後の問題に対する取り組みはインフラだけではなく様々です。被災による人の移動等によって消滅の危機にある方言をどうするか、ということもあります。
被災地域の方言をどのように記録、継承し子供たちに教えていくか。震災後の研究者や団体による取り組みを紹介した、『方言を伝える(仮)』(大野眞男、小林隆編)が、5月に刊行予定です。お楽しみにしていただけますと幸いです。
牡蠣小屋ツアーにエネルギーをいただきましたので仕事も頑張ってまいります!
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