amazonの書誌情報
続々と新刊が出来てきています。
新刊が刊行されると、書店をはじめいろいろなところに新刊情報を送りますが、そのうちの1つに、amazonに表示される書誌情報があります。出版社や本によっては、書籍の卸をしている取次会社やそのほかの情報が流用されているものもあるようですが、ひつじ書房の新刊は基本的に社内で入力しています。私はこの登録作業を担当しています。
登録にあたってはさまざまなルールがあります。例えば著者名の姓名の間は半角アキにする、「内容紹介」や「著者名」の改行はタグを入れる、「目次」は文字数制限あり、などなどです。
項目のひとつに、「出版日」があります。amazonの説明には「取次搬入日+1日を入力ください。」と書かれています。ここで注意したいのは、「奥付の日付けではない」ということです。
余談ですが、ひつじ書房では「取次搬入日+1日」とはしていません。さらにプラス数日の余裕をもった日付を入力しています。
これには、理由があります。「取次搬入日+1日」というのは、実際に書籍がamazonの倉庫につく日、という意味だと思います。ただし、実際に書籍が倉庫に入ってからamazon側で登録されるまでに、時間がかかることがあります。この登録作業が「出版日」より遅くなってしまうと、サイト上では品切れの表記になってしまうのです。
過去に、ぴったりの日付を入れて、しばらくamazonの画面上で品切れの表記になってしまった経験があり、「プラス数日の余裕」はそれを防ぐための対策です。
というわけで、amazonの「出版日」は奥付の日付ではありません。書誌情報をお調べになる方はご注意ください、という豆知識でした。
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