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7月



2014.7.24(木)

仕事がおもしろいと感じるようになることについて


先週末は仕事で京都と奈良に行っていました。京都駅で新幹線から降りてムワッとした湿気のある空気を感じ京都にきたなあと思いました。
弊社は地方への出張が多いのでこのように出張を重ねると月日がたつのがはやいなと思います。

入社して1年目の時は(といってもついこないだの事ですが)仕事のやり方などほとんどわからずに正直に申しまして毎日といっていいほど上司から怒られていたと思います。
今考えると最初は仕事がわからないのは当たり前であると思うのと同時に、人に対して注意する、怒るという行為は体力がいることだと思います。怒るのはけっこうしんどいですね。

2年目の時は、私にとっては、荷が重い大きな仕事(1冊を作る過程のプロセスの一部だと思いますが)を任せていただきました。
そしてその本が世の中にに少しでも影響力のあるものになったということが、私のひつじ書房での浅い仕事歴の中で大きなきっかけになった出来事であったと思います。
それで仕事をするうえでの視界が広がったように思います。いいかえると、仕事がおもしろいと感じるようになりました。(もちろん今でも辛い時はたくさんありますが…。)

編集者は職人のようなところがあると思います(これは社長の言葉を借りました)。
経験と失敗を積み重ねてやっと少しでも仕事がおもしろいと感じるようになるんではないかと思います。

先にお話ししました先週末にいった京都の夜に素敵なリバーサイドのバーにいきまして、これまでの仕事を振り返る機会がありましたのでこのようなお話しを書かせていただきました。





2014.7.23(水)

季節のサイクル


梅雨もあけ、いよいよ夏らしくなってきました。街では夏休みに入った子どもの姿をよく見かけます。
季節がかわると、この時期にしておかなければいけない仕事があったなということを思い出します。夏になったこの時期であれば、秋の学会参加の予定の割り振り、次の目録作成のスケジュール作成、お盆休みをふまえた編集・印刷製本日程のやりくり・・・・・・などです。

昔は書店でアルバイトをしていましたが、そのとき思ったのは、1年以上続けると、仕事のサイクルがわかって仕事がしやすくなるなということです。1週間・1ヶ月のサイクルももちろんありますが、長期の見通しがどうなっているのかというのは、「今しなければならないこと」を決めるのにも重要です。
編集の仕事に関しても、その1冊が刊行するまでのプロセスが見通せるようになると、予定が立てやすくなります。私は「1年」という暦のサイクルのなかに、その「1冊」のプロセスを埋め込むイメージと思っています(といいつつ、うまく予定通りに進まずに各所に迷惑をかけてしまっているのですが・・・・・・)。
1年以上同じ仕事を続けると、その仕事の長・短の両方のサイクルがそれなりにわかってきます(もちろん1年以上のサイクルの仕事もたくさんありますが)。仕事のおもしろみも増えます。もし夏休みからアルバイトを始めようという学生さんがいましたら、ぜひ長めに続けることをおすすめします。
長いサイクルと関わってくるという意味で、季節感というのは、一見は季節と関係のないような職業であっても重要だと思います。

というわけで(?)、来週はうなぎを食べに行く予定です!





2014.7.9(水)

テレビドラマ「おやじの背中」


今週末からはじまるTBS系列のテレビドラマ、日曜劇場「おやじの背中」

田村正和と松たか子の16年振りの共演が話題となっているドラマですが、ひつじ書房ではまったく別の意味で、放送がたいへん楽しみな作品です。

実は松たか子演じる瞳子(ひとみこ)さんは、小さな出版社(それも専門出版社という設定らしいのです)で経理を担当しているという役柄。演出家の方が、台詞には関係ない部分の細かいディテールにもこだわりのある方ということで、撮影前の5月にドラマ制作のスタッフの方が取材にいらっしゃいました。

とはいえ、数ある出版社の中から「なぜ、ひつじ書房に?」という疑問は当然浮かびますよね。
これは、お問い合わせくださったスタッフの方が大学時代に方言の授業で弊社のテキストを使ったことがあり、「言語学の専門出版社」ということでひつじ書房に連絡をくださったのです。なんとも嬉しい限りです。

学会準備などでいつも以上にごちゃごちゃしていた事務所内を「資料のため」にたくさんカメラに収められたり、社員が出版社の仕事について取材を受けたり、経理を担当している専務は実際の経理関係のファイルの説明をしたりと短い時間ではありましたができる限りのご協力しました。

そのドラマがいよいよ今度の日曜日に放送となるのです。もしかするとストーリーには直接関係のない部分らしいので、期待するほどではないかもしれませんが、もともとドラマが大好きな私はさっそく録画予約をしました。

お時間がある方は、ぜひ、こんなこともあったのだと頭の片隅に思い浮かべながらご覧ください。

★ちなみに今回の日曜劇場は1話完結のお話が10本のオムニバス形式です。





2014.7.2(水)

事務所の在庫棚の整理


7月に入りました。晴れの日が続いていて嬉しいです。
梅雨明けはまだだそうですが、いよいよ夏だと感じます。

たくさん新刊を出して、刊行書籍の数が増えたことで、置き場を考えなければならなくなってきました。
そのため、事務所内の在庫棚の整理を始めようとしています。

昨日は、事務所の棚にしまわれている返品の数とその販売率などをリスト化し、どう整理するかを社長に判断していただきました。
これから、書籍を移動させる順序を決めて、実際に動かしていくことになります。




2014.7.1(火)

獨協大学の公開研究会に行ってきました


6月29日(日)に獨協大学の創立50周年記念事業として、江利川春雄先生、大津由紀雄先生、斎藤兆史先生、鳥飼玖美子先生のご講演、「日本における英語教育の現状と課題」が開催されました。
参加者は700名以上、定員500名の大講堂は満員で、別室のサテライト席もほぼ埋まっていたとのことで、大盛況となりました。

研究会は講演とディスカッションの2部構成で、講演では、それぞれの先生が20分ずつ、英語教育の現状の分析や、英語教育の目的とはどのようなものであるとよいか、などについて話をしてくださいました。ディスカッションでは、先生方が参加者からの質問に回答をしていらっしゃいました。

鳥飼先生のご講演での、「なんで英語を勉強すんの?」と聞く生徒達にどう答えるか、という問題提起が印象に残っています。鳥飼先生は、「外国語を学ぶと、見える世界が広がる、そしてそれは楽しいことだから」とおっしゃっていて、自分でも英語を勉強する動機は何なのか、もう一度考えたいと思いました。


ひつじ書房は、会場で新刊の『学校英語教育は何のため?』と、既刊の『英語教育、迫り来る破綻』を展示・販売しました。
おかげさまで、大勢の方に新刊をお披露目することができ、本当によい機会だったと思います。

獨協大学の先生方、大変お世話になり、ありがとうございました。
また、書籍販売のスペースにお越しくださった方々、ありがとうございました。




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