東京言語研究所の春期講座に参加しました
ラボ国際交流センターの東京言語研究所が主催している、春期講座に参加してきました。
これは同団体が5月から7月末までの期間で行っている、理論言語学講座を受講するきっかけとなるように設けられた講座です。
言語学の分野において第一線で活躍されている研究者の方々の講義を、2日間で8講義受けられる、大変贅沢な催しです。
どの先生の講義もとても興味深く、じっくりと考えたいと思うようなテーマがたくさん見つかりました。
例えば音声学の講義では、ある発音を習得する際に重要なのは、口のなかの形を意識してつくることだと教わり、講義で教わったコツを思い出しながら、舌の動きを意識して「l」や「θ」の発音を練習しました。(「l」は舌を口蓋に気持ち長めにつけることが重要で、「θ」は舌を噛まずに歯の裏に少し当てるだけでもいいそうです。)
先生方が「この講義のなかでは知識ではなく考え方を教えます」と仰っていたのが印象に残っています。
また、会場にいる他の受講者の方が皆言語学を学んでいる、もしくは学ぼうとしているのだということで、ひつじ書房の本の読者の姿をまた新たに知ることができたのではないかと思っています。
ハードでしたが、実りの多い2日間でした。
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