峯村創一
・「投げ銭」によって、個人と個人を直接とり結ぶメディアの活力が増すことを期待します。
・テレビ局や出版流通といったシステムを介さず、発信者と受信者がダイレクトにつながるようになれば、状況は変わりますね。わくわくするようなオモロイ時代になってくると思います。
日本SOHOセンターhttp://www.nifty.ne.jp/forum/fjsc/
石井研二
3000円の本から10%を受け取るものだとすれば、300円ですよね。これはシェアテキストには無理のない金額だと思います。今、出版社の出版条件(著者買い取り1000部といったもの)が厳しくなって、有益な情報が世に出にくくなっていることからすると、こうしたシステムの確立は早期に必要なものだと思います。
イナカコム代表http://www.inaka.com/
弓削裕之
私はソフトウェア関連の仕事に携わっていますが特にソフトウェアにはこだわっていません。何故なら、ソフトウェアもテキスト(言葉)もグラフィックも楽曲も単なる表現手段にしか過ぎないと考えるからです。
表現するのもその手段も自由、そしてそれを評価するのもその方法も自由でいられること、それがベストだと思います。
メディア7代表
http://www.kt.rim.or.jp/~media7
志賀裕一
有料というのは、僕の中では、提供する側が決めるのではなく、それを利用する(知る)側が決めることだと思ってます。自分にとって、それが十分に価値のあるものであると思えば、対価を払う。まさしく街頭パフォーマンスの投げ銭です。見たり、楽しんだり、感動したり、その瞬間に投げ銭ができる。それが理想のように思います。
後藤 健
わたしは以前から電子マネーというものの本質が実現できるシステムが標準化されてはじめて社会を変えるほどのインフラになるということをいいつづけてきました。
【電子マネーの本質とは】
■いままで、対面で(個人対個人やお店のレジなど)手渡しでお金のやりとりをしてきた仕組み、つまり、
『私のサイフからあなたのサイフへお金を払う。』
というのを、
『オンラインを経由して、私のサイフから
遠く離れたあなたのサイフへお金を払う』
という仕組みに拡張できる技術が電子マネーの本質である。
先日のデジクリの記事を読んで、まつもとさんの『投げ銭システム』というのはまさにこの仕組みそのものだと思いました。
インターネットが普及して、いままで大企業に牛耳られていた、情報発信(出版、放送、音楽の発信、映画の発信)が個人の力で、個人の扱える範囲の予算で実現出来るようになりました。しかし、その対価を簡単に受け取るシステムがなければせっかく情報発信が出来るようになっても趣味の範囲を脱することができず、ビジネスとして成り立ちません。
個人対個人でお金のやりとりが出来るシステムが実現すれば個人レベルでのビジネスの可能性は無限に広がります。
この投げ銭システムを実用化するまでにはさまざまな壁があるかもしれません。しかし、少しずつでもスタートしなければ先へは進みません。
私、個人としてどれほどの貢献が出来るかはわかりませんが、ぜひこのようなシステム実現に向けて協力してゆきたいと思います。
グローバル・テレコミュニケーション・サービス
代表
http://www.gtcom.cup.com/
柴田忠男
オンラインマガジン、メールマガジンは無料のものだと読者は思っています。ここからお金をとることは非常に大変です。しかし、一生懸命作った、内容に自信のあるオンラインマガジンですから、相応の購読料をもらいたい。そのためには、オンラインでの少額決済ができる環境が必要なんです。
(98.10.31 朝日新聞(関東版)広告特集より)
月刊アイピーネットhttp://ip-net.ieps.co.jp
日刊デジクリ http://www.dgcr.com
賀内麻由子
ひつじ書房HP「房主の日誌」4月30日「大道芸人を目指そう」への返信メールより
ちょっと立ち寄った者です。
投げ銭システムおもしろい。
そうだそうだそれはとっても面白そうだ。
そういうおおらかな、人間のエネルギーが巡っていくシステム、
作っていきたいですね。投げ銭システムを作ったら、私は必ずちょこちょこといろんな人のところにほうり込むでしょう。(この先、私に投げる銭があるのかという不安もあるけど)投げてもらう立場にもなるかもしれない。
私はたとえば「子ども」と「大人」、「子ども」と廻りの世界がもっとエネルギーの巡りやすい関係にならんかな、ということを考えている
20代半ばの学生です(子どもの博物館のプログラム研究など)。博物館・美術館をたずね、この企画の主にラブコールを送りたい!とアンケートに向かっても、意外につまらない言葉しかでてきません。この企画は相当力が入っているから、担当の学芸員さんはきっとものすごく忙しかったりして恋人の1人や2人なくしているかもしらんなあ(美術館関係者に独身者は多いです)、と思ったりすることがあります。そして、私はあなたは恋人を1人失うぐらいの価値ある仕事をした!っと褒め称えたくても、そんな気持ち、どうやって伝えようというのでしょう。そういう時、お金をぽいっとほうり込んでいけたら、ラクだなあと思います(ちょっとここの話と違うけど)。入場料以上にお金を払いたくなる展示ってあるのだ、ということです。
名前を名乗って友達になったりするようなことでもない。
匿名の人と人の間にそういうことって起りえますよね、と思います。
よい本に巡りあわせてくれた本屋さんにも、ありがとよ、とレジの人に
感謝の辞をのべたくもなることもあります(私は四谷の文鳥堂という本屋が好きです)。よい本をつくってくれた出版社にも、同じです。
たとえ、本屋がつぶれたって(私の祖母は本屋をやっていましたが、最近つぶれて、彼女はしばらくウツになっていました)学芸員辞めたって、それだけの事件をあなたを起こし得たよと伝えられたらなーと思います。
こういうふうについメールを書いてしまうのも、言葉の投げ銭のような感じではありますが、こんなちょっとしたおしゃべりでは、お金のようによろこんでもらえる保障はないですね。でも、そんな気分で書いたのです。
それでは。
1998.5.16
仲俣暁生
フリーの編集者として、あるいはフリーの物書きとして、これからどのようなかたちで出版ビジネスが(電子的なものだけでなく紙も)なりたっていくのかについては、切実な関心があります。
sora tobu kikai http://www.big.or.jp/~solar
松岡裕典
投げ銭システムが社会的なシステムとして普及するようになれば、現在の機能不全を起こしているメディアも少しはまともになるのではないか、と期待しています。このシステムはソフトウェアの「シェアウェア」の拡張だと思いますが、これがシェア・
パブリッシング、シェア・カンパニー、シェア・ソサエティにまで拡がっていくといいですね。
湯澤 太郎
「がんばれー」という掛け声と一緒に、小額のお金を投げ銭して、そういうことができる自分自身にほんの少しだけ感動する、というのは、本質的に楽しいお金の使い方です。楽しいシステムは退屈なシステムを駆逐する、と思います。
コンマリ
投げ銭システムには、お互いが「楽しむ」と言う共有するものが生まれてくる。そして、何と言ってもそこには<未来力>を感じるのである。大道芸人が街角の一角で、自分の得意の芸を披露する。そこにはいつのまにか一人二人と観客が集まり、知らぬ間に人だかり。
帽子の中には、芸を見て喜び楽しんだ人達がチャリンチャリンとお金を投げ入れる。そして、明日も・・・
自分の能力やセンスを表現できる場所がここにある。それを楽し
む場所がここにある。その仕組みが「投げ銭システム」に込められていると思う。
ソニア企画 http://fame.calen.ne.jp/sonia/
橋本大也
アクセス向上委員会 http://www.access.or.jp/index.html
蒲原 幸也
ウェブ同窓会「この指とまれ!」http://yubitoma.sphere.ne.jp/の活動を始めてからはや2年半。目指す目標にははるかに及びませんし、利用者の皆様の期待に満足に応えられてもおりませんが、それでも一歩一歩、着実に前進してきたつもりです。
この間、運営と維持に要する経費の捻出だけではない、様々な困難に遭遇してきました。投げ出してしまいたい衝動に駆られたことは一度や二度ではありません。
そのたびに、日々お寄せいただく利用者の皆様の温かい励ましに支えられてきました。そのひとつひとつが如何に小さな喜び、かすかな期待ではあっても、それらひとつひとつが日々積み重なることの重みは、運営者にとってはかけがえのない励みとなります。
とは言うものの、システムの安定的維持、発展は運営基盤の確立と表裏一体であり、運営者にとっては奇麗事だけで済む問題ではありません。それも含めて、運営者の責務でもありましょうが、現在の社会経済流通システムの壁は殊の外厚く、容易に実現するものでもないようです。
投げ銭システムにはそれを変える可能性を感じるとともに、運営者と利用者をつなぐひとつの評価システムとしての期待もあります。メイル等でお寄せいただく激励と感謝の言葉だけでない何か、運営者と利用者の一体感、それを現実のものとする可能性をも感じます。それはきっと運営者だけに恩恵をもたらすものではなく、利用者にとっても、参加意識という大きな満足をもたらすものになるのではないでしょうか。
こういう一体感、それこそ、私たちが求めている究極の価値であり、やり甲斐なのではないかと思います。
ウェブ同窓会「この指とまれ!」http://yubitoma.sphere.ne.jp/
亀尾 敦
投げ銭システムの詳細はまだよくわかりませんがすごく将来性を感じます。というよりも、必要なシステムだと思います。「インターネットは無料」というところから、「ネットワークはあらゆる資源をシェアし合う」ってところに行けたらいいなあ。絶版の本などを簡易製本して受注制作で送るオンライン・サービスの話を津野海太郎さんの本で読んだ(ような気がします)ことがあり、ずっと日本ではどういう方法があり得るかを考えたりしていましたが、それよりも理に適っているようにも思います。
マクロソフトhttp://www.ne.jp/asahi/macrosoft/main/
西田良人
当方もメールマガジン等のコンテンツを提供しており、好んで作成しているとは言えその作業の時間や手間にかなりの労力を使っているのは事実です。かと言って有償購読に切り替えるには無料で役立つ情報を配信したいというモットーに反してしまうのですが、。この画期的なシステムが実現すれば、強制的に読者から料金を頂くのでは無く、その都度気に入った時に投げ銭を頂ければ、制作者・読者ともに気兼ね無い関係が保てると思います。
また、このシステムが稼動する事により、有料コンテンツの提供者が現れ、さらなるインターネット普及への要因の一つになると考えられます。コンテンツ・ビジネスを発展かつ身近なものに出来るよう応援しております。
ケイ大津
拍手喝采!!
投げ銭システムに対して真面目に賛同いたします。
このシステムはインターネットの可能性に光明を、多くのクリエーターに意欲を、そして多くのユーザーに活気を与え得るシステムだと思います。
山田薫
もしこれが実現すれば(させたいですね!)プロバイダーのようなインフラビジネスでもなく、オンラインラインショップのような流通業とも違う私も含めコンテンツそのものの価値を売っていく仕事で生計を立てたい多くの人たちの希望の光となるでしょう。これは素晴らしい発想ですね。
山田計画事務所
アンケートWEB
http://www.ghouse.co.jp/enq/index.html
高橋登史朗
賛成です^^
INTERNETに欠けてるのは ちゃんと かせげるシステムだよなぁと思います。わたしも最近はなぜかINTERNETが半ホームグラウンド^^?みたいな感じですが実際の収入はそれを本にした間接的な印税収入です。メディアの性質が違うと思いつつ、なんでストレートにINTERNETそのもので稼げないのかなぁという気分がぬぐえません。
現在、ブラウザゲームのランキングサーバーを立ち上げていろんな人に参加してもらおうというのを作ろうとしてるんですけどできれば、良いゲーム作った人はそれなりに儲かるという仕組みになればやる気も違うよなぁ...などと考えていて良い手を探してるところです。うまい方法があったら教えてください〜^^;ちなみにわたしが出してる本は「だれでも簡単JavaScriptサンプル集」とか「だれでも簡単DynamicHTMLサンプル集」です。買ってね(笑)。
多村栄輝
ポシブルブック倶楽部
http://www.asahi-net.or.jp/~XT5A-YMMR/
シノバー
インターネットを始めたとき、シェアウェアというものを知って
良い文化だと思いました。小額決済手段は自由で多様な情報発信を保証するために不可欠なシステムです。
また、支援する側にも自由と多様性を許す。それが投げ銭システムであり、
待望される文化だと思います。
具体的な手段となるとなかなかたいへんだが、それを追求したい。
現代美術とお酒の愛好家が集まるところシノバー
Shino's Bar Internet - Contemporary Art and Spirits
http://Paper.Cup.Com/
川又俊哉
この前、デジクリで呼んだ「電子ブックサイト」で、中原中也の詩集をダウンロード。何年ぶりかに懐かしい詩を読んで、しみじみしました。このようなデジタル化が、ボランティアによって行われているのは、すばらしいことです。この時の感謝の気持ちを、この「投げ銭」で製作者に送れるなら、製作者も励みになるし、こちらもコンテンツが増えれば嬉しい。このシステムの完成を待っています。そして、将来は、自分も「投げ銭」を受けられるような、充実したサイトを作ってみたい、と思います。
頑張って下さい。ンテンツを提供する大手企業とは一味違った魅力あるコンテンツの提供者が現れ、さらなるインターネット普及への要因のひとつになると考えられます。
コンテンツ・ビジネスを発展かつ身近なものにできるよう応援しております。
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