2010年6月21日(月) 19日で創立20周年を迎えました。ひつじ書房は2月に創業して、6月に創立と言っています。この違いは一言でいうと、法務局に有限会社として登記いたしましたのが、創立で、仕事を始めたのが創業ということです。ひつじ書房の場合、4ヶ月しか違いませんが、江戸時代から家業として酒屋を営んでいた造り酒屋のような場合ですと、酒造りは江戸時代からやっていて、明治になって会社組織にして登記したというような場合、創業と創立の間に100年とかの月日が入ることになります。 この点では、ひつじ書房にとっては、創業と創立にはそんなには違いはないということです。個人的には、前の会社を辞めた翌日が創業で、その後、自分で会社の作り方とか会社の登記の仕方などと言うような本を買い込んできて、文房具屋さんに提出書類キットのようなものがあって、それに書き込んで作ったように思います。コピーではなくて、複写式の用紙だったと記憶しています。司法書士さんにお願いすれば、数万とかの料金が必要だったと思いますが、特に決まって急いでやらなければならないことがあったわけではない私は、コツコツと書類を作って、定款を作って公証役場で定款の認証を受けて、法務局に持って行って登記します。公証人というのは面白いというかよく分からないというか、単に書類に間違いがないかを見るのではなくて、定款の認証をするというわけです。それなりのお金がそこでも必要になりますが、何の権限でそういう人がいるのでしょう。ネットでの情報だと「半数以上は元検事などの法務官僚系です。あとは元裁判官などの裁判所系が多く」(「Yahoo!知恵袋」)とのことです。米国だとたばこ屋のおかみさんのような、地元のみんなが知っているような人が公証人になるということを聞いたことがあります。パブリックな要素のある人物が、見て問題がないということを認証するということなのでしょう。会社を創業するとなるとそういう普段は縁のない人に関わることになり、面白いとも言えます。有限会社の最低資本金が100万円だったところが、資本金として書き記す金額が少ないので、父から譲り受けた1400CCのホンダシビックを資本金の一部に組み入れてその額をなんとかクリアしたりもしました。 法人として登記されて、登記簿謄本とか、会社として自分を証明する書類を作ることができるようになります。登記簿謄本というのは公開されるものなので、法務局に行けばお金を払えば見ることができます。借金まみれの会社であれば、担保になっているとかいろいろと分かります。担保になるものがないとだめですけれども。
20周年の事業は、今年1年間行っていきますが、21年目に入りました。おかげさまで、これからも頑張っていきます。ご支援下さい。 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次 日誌の目次へ
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