2009年9月22日(火) 社会言語科学会、秋の大会 シルバーウィークの京都はキツイさて、ここは、どこでしょう? 京都大学吉田寮です。ほぼ100周年とのこと。 2009年秋の学会シーズンが開始となりました。大連休の冒頭に京都大学吉田キャンパスで開かれた社会言語科学会、最初に言ってしまうと予想より人が集まらず、私と板東と細間の三名で参加したひつじ書房としては、売り上げ的には、あまり、かんばしくない結果となりました。世の中、不景気といわれていますが、人々は時間的な余裕があれば、行きたいところに行くということでしょう。若い人が、京都駅にあふれ、街にも人があふれていました。ローカルなたとえですが、お花見時期の播磨坂のようでした。これは、日本社会の経済にとっては、前向きなことで大いに喜ぶべきことですが、社会言語科学会およびに学会で書籍を売ろうと思っていた出版社にとっては喜ぶべき結果はもたらしませんでした。学会に参加しようとした先生方が、宿がとれずに参加を断念してしまったようで、参加者が少なかったからです。シルバーウィークに学会を開くことは今後はやめた方がいいかもしれません。特に秋の京都はかなり学会で本を売ることは厳しいと言うことになるでしょう。 そういえば、かつて毎年、秋に開かれていた以前の関西言語学会の場合は、かなり早めに宿を予約しないと宿がとれませんでした。これは関西言語学会ではなかったかと思いますが、15年くらい前、立命館大学で学会があったとき、その時は私と専務、二人でやっていましたので、プレイベートでは夫婦でした(今でも)ので、宿泊の事前の予約ができず、ラブホテルに泊まったこともありましたし、これは関西言語学会であったと思いますが、くろしおさんの『10日間意味旅行』の著者のホフマン先生が、当日、宿がないということで、当日ぎりぎり、電話帳で電話して見つけたのですが、私のそうやって見つけた宿に電話してみたら、もう一名大丈夫ということでご一緒しましたところ、三田(さんだ)のホテルだったのですが、何とこちらもラブホだったという、困惑の経験をしたことを思い出します。お風呂は大きくてよかったのですが、ホフマン先生、すみませんでした。駅でタクシーの運転手に行き先を告げたときの運転手の沈黙が忘れられません。 秋周辺の大型連休の京都は、学会の開催に向かないということがいえるように思います。参加したくても、宿がなければ参加はむつかしい。関西言語学会のように地元の大学院生が発表するのであれば、自宅に帰れればいいので、よいかもしれませんが、全国的な学会には不向きな時期でしょう。学会の発表は、面白いものもありました。いつも買ってくださる先生がたが来られていなかったのでしょう、正直、売上げ的にはきびしいものがありました。若手の面白い発表を聞いたり、企画の話もできましたのでトータルで見れば、有意義な出張であったといえます。
展示場所が廊下で、秋の日差しが窓ガラスから直に当たるので、本の表紙が日焼けしないために、窓に段ボールをガムテープで固定しました。問題は、ガムテープをはがすときです。粘着部分が熱で溶けて、ガラスに残ってします。和泉書院の小村さんが、携帯で検索して、除光液がボンドはがしにいいことを発見して、コンビニで入手してくれ、残ったガムテープの糊をみごと溶かすことができました。その溶解力の強力さには驚くばかり。マニュキアはがすをしていらっしゃる女性が、いかにたいへんかを実感しました。 京大からバスで駅まで、道路の渋滞で1時間以上かかって、余裕を持って予約していた新幹線で丁度よくなってしまいました。いつものように京都駅の東側の線路の上の橋のたもとにある本家第一旭でラーメンを食べて帰途につきました。関西の先生方に第一旭がおいしいですと話すとそこは、チェーン店だよねといわれますが、ここの店はチェーン店ぽくはなくて、バイトではなく作る人がきちんと作っていると思います。いつもオーソドックスな安心できる味で、おいしいと思います。今回は4回目ですが、今まで列がなかったとなりの店がはじめて行列ができていました。味がおいしくなったのでしょうか、次に行った時にはそちらを食べてみましょう。 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次 日誌の目次へ
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