2008年1月7日(火) 2008年の新春の合宿。
ひつじ書房の場合、毎週月曜日の朝にミーティングを行っていて、意思疎通と情報共有の努力はしているつもりであるが、組織としての動きや方向性というものがわからなくなっていることは、一般的によくあることだろう。日頃、日常的に仕事をこなしている中で、何を目指しているのか、どういう運営をしているのか、していくべきなのかということをゆっくりじっくり話す機会というものはなかなかない。また、実際の仕事を行っている際に、私や直接担当ではないものが把握できていない問題点や困難さというものも共有することができて、解決策を探ることができると動脈硬化を防ぐことができるはずだ。ことばにするとシンプルだが、コミュニケーションはそもそも簡単なものではないから、いろいろな方法、タイミングや方法を使ってコミュニケーションを取ろうと努力を続けていきたいと思っている。このこと自体も社長の自己満足になってしまっては、意味がない。
今年は、4日と言うことで三が日が明けたその日に行った。鬼怒川温泉のグランドホテル。東武線の特急に乗って、浅草からスペーシアでほぼ2時間。広い関東平野を抜けて、日光を越えた先にある。 今回のテーマは、私のテーマは、あけましてに書いたようなことであり、私の抱負はここでは書かないが、さらに各人の抱負を語ってもらった。夏からはきちんと紙に書いてきてもらおう。三井さんが来てくれて、カスタマー営業部門は彼女にシフトしていっているのだが、それが問題なく引き継がれているのかということを確認したいという気持ちがあった。業務的な作業が引き継がれるということだけでなくて、学術出版という立場を考えて、どんなことを考えて行うべきことなのかといった主旨について。これができていないと失敗した伝言ゲームになってしまう。だいじょうぶだったのではないだろうか。大きな問題はなく、微調整やいくつかの新しい項目が加わることになった。
ディスカッションという点では、社長である私が話すということになりがちであり、スピーチになってしまいがちなことを反省しよう。それでも、私としては今回のミーティングはとても意義があった。毎月やっている新聞に基づいた企画案の発表も面白かった。2年間も顔を見せられなかった猿は本当に表情を読めるんだろうか。表情だけを見せないようにしていた、ということなのか。 顔見ず育っても表情識別=成長の特定時期に環境適応−猿の赤ちゃんで実験・産総研 今年2008年に限らず、2010年に迎える20周年の2年前であり、20周年を目指した準備をはじめる最初の年になる。そのことを肝に銘じて2008年も進んでいこう。
日光東照宮にお参りに行きました。 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次 日誌の目次へ
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