2007年8月5日(日) 【出版】表組みの実験日曜日に出てきて仕事をしていると、つまっているから日曜日でてきているのに、余計なことをしてしまう。余計なことも、それはそれで必要なことでもあるのだが、今、それをやらないといけないというわけでもないようなことをやってしまうということだ。 『表組・チャートのデザイン』(ピエブックス)という本をアマゾンで買った。ウェブ書店の画面で見たタイトルと表紙のイメージからすると比較的地味な表組みの基礎的な方法かと思った。購入すると中はパンフレットなどのものだった。見た目の興味を引く表組みで、情報を読み取るという点からすると基礎的というより応用的な表組みだった。デザイナーむけだから、仕方がない。 デザイナーが手間をかけて作るほど採算性があまりよくないし、印刷所も最近ちょっと頼りないので、書籍編集者は自分で表組みのルールを作るしかないのかもしれない。自分で実験をしてみよう。ということでやってみたのがこれ。まずは、表内の文字が11Qで、枠内が1行の場合。書籍の本文が13Qの場合、表内の文字は2Q下げるのが、普通だから、書籍の場合の一般的な場合と言ってよいだろう。 InDesignで作ったのだが、画面で見ていると22Hは空きすぎの印象だったのだが、印刷してみるとどうか?1.5倍の17.5Hでは詰まりすぎのような気がする。画面で見たときは21Hがよいと思ったのだが。次回は2行以上の場合の実験をしよう。次は文字ケイ間と行送りの二つの問題を検討する。 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次 日誌の目次へ
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