【近況】2007年春の『未発』発送

2007年6月1日(金)

【近況】2007年春の『未発』発送

ひつじ書房では、毎年春に『未発』をお送りしています。ひつじかいに入っている方々、言語学関係の学会に入っている研究者の方々にお送りしています。今年の未発の色は少し濃いグリーンです。そして、今までの『未発』とは大きく変わっています。

『未発』の大きさ(判型)が、A5版からB5版と変わり、大きくなり、本文の活字も若干、大きくなりましたので、内容も読みやすくなっていると思います。(今までは小さすぎました!)シリーズごとに区分けし、シリーズの別が分かりやすくなりましたので、探しやすくなったと思います。また、ひつじで刊行しているジャーナルを後ろにまとめ、学会・研究会からのジャーナル、研究会の紹介をしています。ジャーナルの編者の先生方、お忙しい中、紹介文のご執筆くださいまして、ありがとうございました。どのような主旨の研究会で、どのように参加することができるのかの情報もお伝えしています。

火曜日に『未発』ができあがり、事務所に届きました。水曜日に挨拶文などの印刷物ができてきました。注文をお受けする受取人払いの封筒もできました。日本語学会、日本語教育学会の振り替え休日あけ、学会での注文の発送を行いながら、発送の作業を開始しました。8人で2ラインできるのですが、全員は揃わず、1ラインで封入していきます。私が、外から夕方帰ってきて、夜になってやっと2ラインになりました。

本日は、10時まで行って、やっと名古屋まで到達しました。郵便番号順に封入していくのですが、北海道からはじまり、東京、関東を終え、名古屋にたどり着いたというわけです。みな様、郵便番号の一番最後はどの県かご存じでしょうか。沖縄ではありません。それでは?実は山形県なのです。

ダイレクトメールの発送を発送の業者さんに任せてしまうということもできなくはないのですが、やはり、社員が総出で詰めるということにも意味があると思います。かつての宛名表記で問題を犯してしまったことの過ちを繰り返さないということも理由の一つですが、今のところ、社員が買って下さる読者の方に届けるものだから、自分たちでやろうと思っています。地道な作業で、1週間をこの作業に費やすのですが、『未発』をお送りして、買っていただいて、それで生きているのですから、発送作業は、大事な仕事と思っています。

このようにして、ひとつひとつ、お手紙を入れ、未発を入れ、注文用紙を入れて、それらが読者の方々の手元に届くということ。また、宣伝のダイレクトメールがきたというふうに思われず、貴重な情報が届いたというように思っていただけるととてもうれしいです。研究書はなかなか多くが売れるわけではありません。新聞やテレビに広告が打てるわけでもありません。このようにお客様に直接、ご連絡ができるということがとても価値のあることだと思っています。

手際よく、てきぱきと完了しなければならない単純作業ともいえますが、送り出す時には祈りにも似た気持ちで真摯な気持ちで送っています。買っていただけることで、研究書も出していけることになりますので、とても重要なことであると思っています。

お送りしている方には、もうすぐ、目録が手元に届くと思います。どうぞ、お買い求め下さいますようお願い申し上げます。


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