オープンオフィスということで、5月から8月まで、出版についての相談の会を行ってきた。大成功であったと言っていいだろう。たくさんの方に今年もご参加いただいた。とてもありがたいことだ。9月が終わりに近づいて、もうすぐ10月という時期になっているが、これまで面識のなかった方からも、出版の相談のメールをいただく。今年の科研に申請するとすると本当はもう少し早めに相談をしていただければ余裕を持った対応をすることができると思うのであるが、最大限可能な限り、お手伝いをさせていただくつもりである。とはいうものの、かなり立て込んできているというのも事実である。
出版を進めるに際して、ひつじ書房では、研究内容を把握したいと思っているので、一定のプロセスがある。
1 提案書を送ってもらう
2 原稿を送ってもらう
3 プレゼン
4 刊行にむけて進めるかどうかを相談の上判断する
5 申請書の書き方についてのアドバイス
6 実際に申請書を書いていただく
7 書かれたものを見てアドバイス
8 見積書作成
このプロセスを余裕を持って行うためには、急にお願いされてすぐというわけにはいかない。本当は日頃からお付き合いをして、その上でということが望ましいと思っているが、そういうことばかりではないので、オープンオフィスを設けているのである。
とはいうものの、10月になって急にあわてて出版を思いつかれるということがあることも理解できることである。ぜひ、ご遠慮なくお問い合わせいただきたい。
今年は、40件近い申請を行うことになりそうである。書かれたものを見てアドバイスするというのも、神経を使って、ちょっと大変なことなのである。研究されるご本人が、書かれた文章へのコメントを申し上げるというのも結構気をつかう仕事でもある。今週は、8時間寝ても眠い。たいしたコメントを申し上げているわけではないのに、やはり使い慣れない脳の部分をつかっているということかもしれない。一度にたくさんをみることができないとすると、すでに来ていただいている方を優先せざるを得ないというのも実情である。これから来られる方は、先に来られた方のあとということになる。
そこで、申請の相談にしろ研究書の出版の相談にしろ、前倒しして行う方がいいだろうと考えた。来年を目指して、春にもオープンオフィスを行うことに決めた。詳細は、ひつじ通信でお知らせすることにしたい。ひつじ通信にまだ登録されていない方は、どうぞこの機会に登録してください。
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