ブログでも、日誌をつけていてこちらの日誌では2ヶ月の間があいてしまった。私の気持ちとしてはこちらの日誌を大事にしていきたいと思っている。もともと、ブログのようなページを1996年からやっているわけで、いまさらブログに飛びつく必要が感じられない、というのが率直な気持ちなのだ。個人的なことを含めて、会社の持っている社会的な機能を伝えていくということをもう10年も続けている。【1996年の日誌】とはいえ、こちらの日誌を更新するためには、サーバーにアクセスしなければならないし、少しだけ面倒が多いということと、ブログとどう棲み分けるのかという難問があって、それを解くまで判断保留であり、こちらの日誌を放っておいたというところだ。まだ、この問題は解けていない。
現在、ひつじ書房は、いろいろな意味で成長している。社員も増えているし、刊行物も増えている。社員が増えることで、今までにできなかったことができるようになりつつある。そもそも、組織の目標を立てていても、実行できる人数がいなければ、それは無理だが、どうにかできようとしている。このことはとても大きいことだ。
夫婦二人でやっていた時代を第一期、社員とともに仕事をするようになって第二期、そして組織ができつつある今を第三期と呼ぶとすると、第三期にはいったということだ。第二期から第三期に移り変わるのに10年ほどかかった。このことの反省と分析については機会を見つけてきっちりと行いたいと思う。とりあえず、第三期に入ったということである。
ひつじ書房が進化している、ということは、出版の目的を十分に実行できるように育つためである。出版社の内部的な組織の進化をただ喜んでいて仕方がない。どのように使命を果たすかだ。つまるところは、内容のよい書籍を品質良く作って、きちんと必要な方に届けるためにある。そのことを安定的に提供することができること。このことにつきる。新入社員は、階段を登るようにそのために育っていくし、2年目の社員は、そのために自分の力を確実なものにしていく、中堅社員はそのためにひつじの進むべき道を確かにものにしていく。ベテランはベテランとして、新人は新人として、よい書籍を作り届けるプロセスに参加していく。社長は、みんなをはげましつつ、その仕組みをきちんと作るということ。
先生方に対しては、スキルの高い編集者集団として活性化していくこと。編集技能の水準化は、今年の後半の最優先のテーマである。
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