正直、てんてこ舞い 2005年10月27日(木)
2005年10月27日(木)

正直、てんてこ舞い

現在、日本学術振興会の申請書類の作成のお手伝いと決算資料の作成と決算と増資にともなう過去の事務の不完全であった部分を繕うための手だてで、正直、てんてこ舞いといったところである。うれしいことなのだが、社員が一名増えて5名になったということもある。日本語教育関係の編集のベテランの青山さんである。引く手あまたで、フリーの時に請け負ったお仕事で、年内は毎日出勤ではない。ある公的機関からの2年にわたる仕事を受注ということもあり、そのための準備もすすめている。この文章はそういうあわただしい中での現実逃避である。手紙を書かなければいけないのに、それをせずにこうして日誌を書いている。そもそも、新村出賞を受賞したのにそのことについて日誌に一言も書けていないというのも、本当にいろいろなことがあるということなのだ。由本先生からお電話をいただいたときに5メートルくらい飛び上がる気持ちだったし、社員がみんな歓声をあげたくらいなのだ。そのことも書きたいのだが。

過去の決算資料を見ていておどろいた。1999年の売り上げが8000万あったのに、2000年には6000万になっていた。1年間で売り上げの25パーセントが消えてしまったのだ。うーん、恐ろしいことである。よく乗り切ったものである。我ながら冷や汗とともに感動する。その時の後遺症があって、やっと経営的には立ち直ってきているとはいうものの、その当時に先生方に印税の支払いを待っていただいたりというのが、まだ、ちゃんと直り切れていない状態だ。もう少しかかることをお許し下さい。もちろん、全体に順調にちゃんとした状態になりつつある。その時に売り上げダウンの悲痛な中で考えた末に研究書をメインできちんと出すということの方向を決めたことが新村出賞などの評価と売り上げという点で実を結び始めている。今年の売り上げは昨年の25パーセント増になっている。2005年の決算は、売り上げで1億近くまで行くことができた。これもすごいことである。それでもまだまだではあるが、仕事は増えており、人手も増やしている。学術振興会の書類のお手伝いはたいへんだが、申請される方がみな優秀な方ばかりで、全員通るのではないかと思ったりもしている。通ったら、通ったで、かなり忙しくなるだろう。うーん。ということでいろいろ言いたいが、このへんで…。

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