米子・今井書店が、フィランソロピー大賞を受賞した。これはすごいことである。フィランソロピー協会のメールマガジンをみてはじめて気が付いた。実際には、14日に授賞式があったようだ。うかつである。私のことを考えても、今井書店があったればこそである。米子で開かれていた「本の学校」に参加したことで、佐野さんの『だれが本を殺すのか』の中で取り上げられた発言を行うことができた。
受賞の意味は大きいと思う。毎日新聞によれば、90年に「月刊フィランソロピー」を創刊したとのことである。これはとても早いことだし、書店というそんなに儲かるわけでもない商売であることを考えるとたいへんなことだ。
今井書店が、文化を産み出す重要な役割をになっているということである。これは優れたパトロンであるという美談ではなく、新しいセンスをたたえたい。その新しいセンスがビジネスにつながっていくことができればよいのだが。
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