2004年1月4日の日誌 あけましておめでとうございます2004

2004年1月4日(日)

あけましておめでとうございます2004

新年の挨拶を年末に書くのが、恒例であったのだけれども、今年は、非常に苦労した。何かを書いてもそれが書いた意図が伝わらないような徒労感におそわれてしまった。発言する前に、疲労してしまう気持ち。あんまり、良くない兆候である。私自身、あまり理解されないことでも、先に提案していくというのが身上であり、あまり理解されないことについて気にしないたちのはずであったから。
新年のご挨拶

発言は理解されて初めて、効果を持つし、意味も持つ。とはいえ、先に理解されないと決めつけてしまうと発言すらできない。発言があれば、誤解も生じるだろうが、何かを生み出しうる。最初の賽は振られなければ、ゲーム自体が始まらないからだ。無謀や蛮勇は推奨されないが、何かを起こす前に、あるいは何かを発言する前に決めつけてしまっては、化学反応が起こり得ない。

とはいうものの、発言を届くようにあらかじめ計画しようとしていることは、人間としての成長だし、届かないものは届かないと言うのも成長というものだろう。とはいえ、いさぎよさや思いっきりのよさも必要である。

届く言葉を発しよう、かといって、届かないことを恐れて発言しないのも注意しすぎだ。あらかじめ結論を予測できないのも人生なのだから。

私自身は、おかげさまで、厄年をどうにか乗り切り、次なるステップを目指して今は経営を進めている。今年は成果を上げる年である。まず、経営的と刊行という点で成果を上げよう。本年も、ひつじ書房と我々をどうかご支援賜りますようお願い申し上げます。
ちなみに、地図を改訂しました。だいぶ判りやすくなっていると思います。茗荷谷駅から歩いてくるひとのために作りましたので周囲の情報はなくしました。地図はこちら。新しい地図

年賀状は、今年は、昨年本を出した方か、現在、ゲラが進行中の方のみにお出しした。現在の活動について、葉書では載せきらないと思ったからである。3月までに刊行するべき本が10冊もある中では、葉書では小さすぎる。寒中お見舞い郵便をお出ししたいと思っている。



今年の年賀状。先生方に出しましたので、編集に関わっているスタッフだけです。出荷やダイレクトメールなどをやってくれているスタッフは入っていません。寒中お見舞い郵便で登場します。ご期待下さい。


今年も伝通院にいって

新年の鐘を家族でつきました。

昨年と違って、練り物の中に卵が…

大黒天さま。今年は小判をたくさんいただきました。おみくじは、娘、大吉。妻、吉。私、半吉。

「本の出し方」「学術書の刊行の仕方」スタッフ募集について日誌の目次

日誌の目次へ
ホームページに戻る


ご意見、ご感想をお寄せ下さい。

房主
isao@hituzi.co.jp