2003年11月13日（木）
xmlのシステムを提供してくれる太っ腹な経営者
エクセルで作ったリストを、xmlを介在して、印刷用のデータにしたり、pdfにしたり、postgresのようなデータベースソフトに入れて、ウェブで公開したり、いわゆるワンソースマルチユースというかたちで発信することが簡単にできるとよいのだが、なかなか難しいのだろうか。原理的にはそんなに難しいことではないと思うのだけれども。
編集の技能でコンテンツを企画し、執筆者に原稿を書いてもらうということは得意であるにしろ、それをネットの時代にあわせて、いろいろな出し方を可能にすることができたら。そこには決済の仕組みも…。最初から、本にすることの可能性を横目にしながら、電子的な編集を加えていくことができたら、たぶん、技術の問題ではなく、パトロン性を編集へ振り向ける太っ腹な印刷所の社長か財政力をもった企画室の英断が必要なんだろう。もちろん、面白い内容を探しだし、書いてもらい、提供する編集側の能力も問われる。
本を作るノウハウはあっても、それをネットにあわせて商品化する施設がなく、そんなものを持つためには資金も必要だが、われわれにはアイディアしかないのだ。システムを提供してくれる太っ腹な経営者がいないものだろうか。新しい組版の仕組みにあったアイディアと著者を見つけることができると信じている。
房主