房主からの注

歴史民俗博物館民俗研究部助手。中世芸能である「王の舞」の研究者。王の舞はまた、若狭地域に現存する「民俗芸能」でもあり、民俗芸能の研究者でもある。既存の研究方法を組織的に批判・乗り越えようとした学問的実践「第一民俗芸能学会」を2年間の期間限定で、主催する。この時の成果は、ひつじ書房刊行『課題としての民俗芸能研究』と『正しい民俗芸能研究0号』を見られたい。有名な人では、大月隆寛氏が参加している。論文のすごさでは福島さんのものが圧巻である。当時は、私も時間があったので、研究会にほとんど毎回出席していた。面白かったなー。
また、この研究を継承・発展する形で福島真人『身体の構築学』に参加する。この名著はなかなか売れていないのは申し訳ない限り。教育学、文化人類学、民俗学などの垣根を越えた研究の成果である! これこそまさに研究の醍醐味という感じなのだが・・・。橋本さんは、アメリカに行く前は、ストリップの研究も実践していた。『課題としての民俗芸能研究』所収の論文は、こころ優しきストリップのエスノグラフィーといえる。

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