鬼岳にある天文台に行きました。夜空はまるでプラネタリウムのようで、星の数の多さに酔いそうになりました。天の川は星をたくさんちりばめて夜空を流れていました。白鳥座のデネブ(左)・こと座のベガ(右)・わし座のアルタイル(右下)という一等星を結ぶと夏の大三角形ができます。ベガは織り姫星、アルタイルは彦星と呼ばれています。天体望遠鏡でも星をみせてもらいました。M57星団(こと座の惑星状星雲)はタバコの煙の輪のようなドーナツ星雲でした。木星は12の衛星を持ち、そのうちの4つが見えました。どれも何千光年、何万光年前の光をいま見ているわけで、とても不思議な気持ちになります。昔の人は北極星を目印にして旅をしたと言いますが、こんなにたくさんある星の中からその星を探しだし、その動きを研究していたなんてすごいです。やがてはこと座のベガが北極星になると天文台の人が言ってました。久しぶりにギリシャ神話でも読んでみたくなりました。
(98.8.27五島のみーゆ)