ひつじデジタルでしいり絵日誌

1999年10月25日(月)
 天気:快晴
ひるめし:中華丼
担当者:しいのみ
 
まったり

ある日の日曜

 最近いいお天気が続きますね。昨日は多摩川沿いでバーベキュー何かしちゃいました。朝8時半お茶大集合で、おのおの金網やらクーラーボックスやらを手に山の手線に乗り込んだのですが、かさばる荷物に加えスライスされたタマネギのにおいは想像以上に強烈でした。満員の電車には実に迷惑な乗客だなあと思いつつ、1人で乗らなくて良かったなあと秘かに胸を撫で下ろすのでありました。
 現地に着いてみると、すでにだいたいの場所取りが済んだ後であり、8時半集合でも遅かったかと、ちょっとビックリしました。辺りを見回すと、小さな子供から40代ぐらいの大人までいろいろなグループがいましたが、中でもひときわ目を引くひとつの集団がありました。その集団は一列に整列して、なにやら「回れ右」の練習などをしているようです。「1、2・・・」と大きな声を張り上げ、何度も何度も繰り返しているように見えました。最初は体育祭の練習かなあとも思いましたが、かなりの年齢層があり、笑い声一つ聞こえてこないところを見るとそういうわけでもなさそうです。世の中にはいろいろな人がいるなあと、しばらく遠目に眺めてしまいました。
 そんなこんなで始まったバーベキューですが、私は今回初参加ということもあり、何をやったら良いか分からないのでとりあえず先輩の”炭さばき”を見学することにしました。野外で火をおこすのって、意外と難しいんですよね。丸いままの炭だと火がつきにくいので、始めのいくつかは砕くといいみたいです。炭や着火剤の並べ方にも工夫があるらしく、それによって火力の強さだとか持ち時間に違いが出るそうです。これらの知識もさることながら、その後の彼の行動がもっとすごいです。いきなり大量の空気を吸い込んだかと思うと、まるで溺れた人を助ける救助隊員のように炭の下方めがけて吸っては吐き、吸っては吐きの反復運動を始めました。うーん、だてに歳はとっていないと、いつものことながら彼のアウトドアぶりに魅せられました。
いったん火が突き出すと、状況は一変します。それまでは一人舞台だった炭の周りに、飢えた人間達が集まりました。皆の箸は、もちろんお肉に集中です。お腹がいっぱいになると今度は眠りに入ります。彼らの脳裏に理性という言葉はありません。まあ、穏やかな秋の午後だから許されることでしょう。特に何をするということもなく、とっても”まったり”した1日でした。


       
○○からのコメント
(ハンコ)

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