あるひつじの休日の過ごし方(1) - 糸竹の道、修業中につき・・・ - 明日は楽しい休日のはず・・・ アルバイトの身であっても自宅での商売を手伝っている都合上、最近ハードな毎日を送っている。だから、「休」とつくものは何でも嬉しい。しかし、私には厳しい修行があるのだ。修業と聞くと山伏が寒空の下で滝に打たれるイメージがあるが、私の場合は水には濡れないが正座地獄が待っている。小さな三味線を膝に抱え、師匠に「うすのろばかまぬけ」と罵られ(×罵られ ◎教えられ)練習に明け暮れるのである。 こんなことを書くと谷崎潤一郎の「春琴抄」のように師匠が三味線の撥で出来の悪い弟子を叩いて、弟子の眉間から血がタラーッと言ったシーンを思い浮かべる方もいらっしゃるだろうが、私の師匠は決して撥で殴ったりしない。当たり前か・・・ とにかく今の私は練習しなければいけない状況にあるから、ひつじでの莫大な数の教科書の梱包も「これで指の力が強くなるんだ!」と考えると、何でもなく感じられる。どんどんご注文、承ります。
先生方、書店の方、というわけですので、どんどんご遠慮なく、ご注文ください! 教科書の出荷もこれまた修行ということで、功徳も積むことができるかも。
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