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2023.4.18(火)

気になる言葉のパッケージ


新年度となって早くも4月は半ばを過ぎました。この時期はお菓子や飲み物など色々な新商品が発売されていますね。桜味やいちご味など色もデザインも華やかで、仕事のお供にと言い訳しつつ、ついつい見てしまいます。

今回はお店で見つけたちょっと気になるパッケージの言葉を紹介します。


「食べたみが無限!コクと甘さで手がとまらん」
日清シスコのロングセラー、「ココナッツサブレ <あんバター>」のパッケージより。

若者の「〜み」ですが、こんなところに使われるのかと驚きました。なんとなくココナッツサブレのイメージに合わないような気もしたのですが、FRONTAGEという広告会社のページによると、「ココナッツサブレを、若者のお菓子のひとつにする」というコンセプトのもと2020年には既にこのキャッチコピーが使われているようです。
(FRONTAGEの作品ページ「食べたみが無限! ココナッツの誘惑。 日清シスコ株式会社 2020」より https://www.frontage.jp/work/20201201121837.html

2020年はココナッツサブレ55周年という記念の年だったので、若者に向けたPRというのが大きなテーマだったのかもしれませんね。
ちなみに、「ココナッツサブレ <あんバター>」は、「ニューレトロ」をテーマにした期間限定商品のひとつだそうです。

「近年は、若者を中心に昔懐かしいものをポジティブに楽しむ "レトロカルチャー" が流行していることを受け、ひと昔前の文化を現代の新しい感性で再解釈して楽しむ「ニューレトロ」(New + Retro) をテーマにした期間限定の「ココナッツサブレ」シリーズを展開しています。」
(日清食品グループのニュースページ「ココナッツサブレ <あんバター>」(1月10日発売)よりhttps://www.nissin.com/jp/news/11161

ここでも若者が意識されているようです。実際に若者からの評判はどうなのでしょうか。あんバター味は実に美味しかったです。


「香る香る緑茶(緑茶)」
アサヒ飲料から12年ぶりに誕生した、緑茶の新ブランド「颯」のパッケージより。

これは一目見たとき正直「間違いかな?」と思ってしまいました。「香る」にひとつ赤線を引っ張って「トル?」と書きたくなります。さらに「香る香る緑茶」の文字の下に、判子っぽく「緑茶」とあるので、何が何だか。

どうもこれは「2回香る」という意味のようです。

「口に含んだ瞬間と飲み込んだ後、華やかな香りが立ちのぼり、2倍香る、後味すっきりな味わいです。」
(アサヒ飲料の颯のページより https://www.asahiinryo.co.jp/sou/sp/

2回香って2倍香る、というのを文字で表したということでしょうか。「香る香る香る緑茶」などもあり得るんですかね(3倍!)。

また、「香る香る」という言葉を調べると、「サッポロ レモン・ザ・リッチ 香る香るレモン」という商品が2022年に販売されていました(現在は製造を終了)。

「本商品は、香りにこだわり、レモンの味わいと香りを凝縮したエキス「レモンエスプレッソエキス」を新たに使用しています。一口飲む度に、驚くほど爽やかなレモンの香りと心地よい余韻が広がります。」
(サッポロビール株式会社のニュースリリースのページ「「サッポロ レモン・ザ・リッチ 香る香るレモン」数量限定発売」より https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000014944/

こちらは2回・2倍という言葉は出てきませんが、香りにこだわった商品ということが分かります。

気になるなあと思った時点で思うつぼ、なのでしょうか。
気になるパッケージの言葉があったらぜひ教えてください。



2023.4.4(火)

『サイエンスコミュニケーションとアートを融合する』出版記念イベント開催!


新年度になりましたね。みなさまお忙しくお過ごしのことと思います。
私自身に変わったことはないのですが、家族が次のステップに進んだり、新たな本作りが動き出したりする季節でもあるので、なんとなくウキウキしています。

今回は、来週開催のイベントのお知らせです。
2月末に刊行した『サイエンスコミュニケーションとアートを融合する』(https://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1175-5.htm)(奥本素子編)の出版記念イベントを開催することになりました。

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【出版記念イベント】サイエンスコミュニケーションとアートを融合する
日時:2023年4月13日(木)19時〜21時
場所:FabCafe Tokyo(渋谷区道玄坂)
登壇者:奥本素子・仲居怜美・朴炫貞・室井宏仁
参加費:1500円(ワンドリンク付きです)
詳細・申し込みはこちらから
https://fabcafe.com/jp/art-integrated-with-science-communication
主催:北海道大学CoSTEP 協力:ひつじ書房、FabCafe Tokyo
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本書は「科学技術をテーマに、知識・関心・立場が異なる人々が対話・相互理解・合意形成を成り立たせるコミュニケーション」であるサイエンスコミュニケーションと現代アートの交差の歴史を探りながら、北海道大学CoSTEP(https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp)の従来の枠組みにとらわれないアートとサイエンスコミュニケーションを融合した活動を紹介したものです。

のそのそと砂浜を歩く生き物「ストランドビースト」を創作したテオ・ヤンセン氏とCoSTEPの連携の振り返りや、ドイツの都市カッセルで開催された芸術祭documentaの参加レポートなど、現代アートと社会・歴史・生命を考えるきっかけとなるコラムも掲載しています。

イベントは、FabCafe Tokyoという渋谷のおしゃれなカフェで開催されます。今回のトークセッションでは、執筆者の先生が、本書のこだわりを紹介しながら、アートとサイエンス両者の今後の展開について話題提供を行います。

サイエンスコミュニケーションに興味のある方や研究されている方、アートとサイエンスコミュニケーションの最前線を知りたいという方にオススメのイベントです。 定員30名です。
ぜひ、おこしください。





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