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2021.11.24(水)

物価の上昇を感じます


最近ガソリンの値上げがニュースで良く取り上げられています。原油価格の高騰は度々問題になっていますね。車でのお出かけが億劫な気分になりますが、個人的なレベルだけでなく、流通の根幹にかかわるので影響が大きく、これからどうなるのだろうと思っています。

ひつじ書房では、本を発送する送料に直接響いてきているところです。製造の面からだと、本の用紙がダイレクトに影響を受けています。紙の銘柄が廃版や統合で少なくなったり、価格が上がったりしています。先日大手の製紙メーカーが紙の値上げを発表しました。

ニュースリリース印刷・情報・産業用紙の価格修正について 2021年11月04日 日本製紙株式会社
https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2021/news211104005049.html

印刷・情報用紙の価格改定について | 大王製紙株式会社 2021/11/09
https://www.daio-paper.co.jp/wp-content/uploads/20211109.pdf

また、それとは直接関係ありませんが、値上げということで私の実感として本の価格、特に新書の価格が昔より上がっていると感じています。
詳しく調べた訳ではありませんが、岩波書店のホームページから、2021年と2010年の新書を検索して価格の平均を計算してみたところ、2021年が971円、2010年が867円でした。これだけでは何も言えないかもしれませんが、最近は新書だからと気軽に買えない値段に感じることがあります。

ひつじ書房の本の値付けはどのようにすればよいでしょうか。本の値段は刷り部数と関わります。1000円の本を1000部刷って全部売ったら(卸値などは考えずに)100万円。製作費にもなりません。

今すぐに何かという話題ではありませんが、世の中の動向を見つつ考えています。



2021.11.9(火)

シンポジウム「ライティングの高大接続を考える―新時代の教育に向けて」が開催されます。


今年の1月に『あらためて、ライティングの高大接続』(春日美穂・近藤裕子・坂尻彰宏・島田康行・根来麻子・堀一成・由井恭子・渡辺哲司著)を刊行しましたが、これに関連したシンポジウム「ライティングの高大接続について考える―新時代の教育に向けて」が今週末11月13日(土)にオンラインで開催されます。

このシンポジウムは科研費事業「大学・高等学校における文章表現教育の調査分析をもとにしたカリキュラム研究」の活動の一環として行われるものです。シンポジウムの報告者は由井恭子先生、近藤裕子先生、堀一成先生、島田康行先生の4名で、全員『あらためて、ライティングの高大接続』の執筆者です。様々な角度から、先生方が実践してきた高大接続の実践事例を報告されるそうです。そこから「高大接続とライティング教育に関わる残された課題を明らかにして、新時代のライティング教育の方向性を」考えていくことがシンポジウムの趣旨となっています。
シンポジウムの後半には「質疑応答と意見交換」の時間も設けられています。『あらためて、ライティングの高大接続』の刊行後も、このようなシンポジウムの場が設けられて議論が継続されていくのはとても嬉しく思います。高大接続について研究者だけでなく、高校の先生方や一般の方など、多くの方からの意見が集まり、議論が深まり教育現場に還元されていってほしいと願っています。

シンポジウムの参加費は無料です。また、参加申し込みも当日まで受け付けています。『あらためて、ライティングの高大接続』を読んだ方もまだ読んでいない方も、少しでも高大接続に興味のある方はぜひご参加ください。
詳細・参加申し込みの方法などについては以下のURLをご覧ください。

https://bit.ly/3v6Fd1P






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