日本方言研究会機関誌『方言の研究 8』刊行!
週末に実家で草取りをしていたら熱中症になりかけました。最近は午前中でも日差しが強いですね。皆さまもどうか気をつけてください。
暑さも吹き飛ぶ?新刊を紹介します。
日本方言研究会の『方言の研究』第8号が刊行となりました。
「感動詞の研究」の特集号で、充実の内容となっています。
『方言の研究 8』
〈特集論文〉
方言感動詞研究の展望 友定賢治
感動詞の体系―連続的に捉える試み― 有元光彦
感動詞の運用の地域差―東北と近畿の違いについて― 小林隆
感動詞の調査法と資料 澤村美幸
青森県五所川原市方言の感動詞「ワイ」について 田附敏尚
ナラティブにおける富山方言のナ(ー)ン・ナモ―談話における感動詞の運用の事例研究― 小西いずみ
フィラー的な感動詞の用法―大分方言のアンタを中心に― 松田美香
方言談話資料と昔話資料にみる「マー」の地域差 舩木礼子
〈投稿論文〉
秋田県方言オノマトペの形態的特徴―昔話資料・方言辞書を用いて― 工藤真子
愛知県名古屋市方言におけるガ系終助詞―性差・世代差と用法・音調― 稲熊詩帆
介護現場における方言使用の特徴―共通語との使い分けとシフト― 後藤典子
〈解説 方言研究の方法〉
実時間的言語研究―その研究史,方法と問題点― 松田謙次郎
医療・看護・福祉・災害と「方言」―研究の全体像とその歩み― 岩城裕之・今村かほる・武田拓・友定賢治・日高貢一郎
〈解説 方言学を支えた人々〉
上野勇と方言学―多人数調査と追跡調査― 杉村孝夫
芥子川律治と方言 下野雅昭
今年は3月に『感動詞研究の展開』(友定賢治編)が刊行され、『方言の研究 8』も感動詞の特集で、さらに秋には『全国調査による感動詞の方言学』(小林隆編)も刊行予定となっていて、まさに感動詞の年です。ぜひご注目ください。
また、『方言の研究』は購読会員も募集しております。購読会員は3割引となりますので以下のページからこの機会にぜひお申し込みください。
すでに購読会員の方でお送り先のご住所など会員情報に変更のある方も、以下のページから変更の手続きをいただくか、ひつじ書房の相川までご連絡をいただけますと幸いです。講読分の8号は8月上旬に発送する予定です。
■『方言の研究』購読会員の登録と変更
|