天井から水が
このところ通勤途中に袴姿の女性を見かけます。
ひつじ書房のある茗荷谷には学校や大学がいくつかあるので、式典帰りの親子を見ることもあり、卒業の季節なのだなと感じます。桜も咲き始めていますね。
2月、3月は毎年、年度末刊行の書籍や教科書用テキストの重版と慌ただしくしているのですが、今年は追い打ちをかけるように天井からの水漏れに悩まされるひと月となりました。
2月10日の朝、事務所の床が水で濡れていることに気がつき、天井からポタポタと水が漏っていることがわかりました。
業者に連絡し原因を調べてもらうと、どうやらビル上階の床下配管からの水漏れがあったと言うことで、まずは水漏れの工事をすることになり、その後、弊社事務所の天井の張り替え工事などが続きました。
漏れ出た水量がそれなりにあったのか、水漏れ箇所は最終的には4箇所にもなり、天井からしたたる水をバケツで一時的に受け止めたり、ビニールで養生して水がつたって落ちてくるようにしたりとさまざまな緊急措置がとられていましたが、出版社は商品も紙である書籍、書籍をつくるまでのゲラも紙、パソコンなどの機器もあり水にはたいへん弱いので心配な毎日でした。
幸い水漏れ部分に商品などは置いておらず、かなり初期の段階で気づくことが出来たので被害は最小限であったと思います。
それでも事務所の三分の一以上の面積を張り替える大工事でしたし、先日は大きな地震もあったのでひやひやしました。
また、張り替え部分の下に置いてあるモノを一時的に撤去せねばならず、結果的に時期外れの大掃除もすることになり、なんとも大変でした。
三連休で天井の張り替え工事が終わり、連休明けの昨日は社員総出で片付けと清掃。
いまやっと落ち着いて仕事が出来るようになりました。
ほっとしました。
ああ、これで毎朝「もしかして……天井が落ちているかも」という心配もしないで済みます。
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