すみませんが、赤字についてお願いを申し上げます
2月末に刊行しなければならない書籍の編集作業が最終局面を迎えており、社内には張り詰めた空気がただよっています(いるような気がします)。先生が出張校正にいらっしゃったり、印刷所の人がいったりきたり。いつもの2月の光景です。
今回は著者の先生から返ってきた赤字で困ってしまう赤字について書きます。
たまに「なんとか、この表を1ページに納めてほしい」とか「できる限り前のページに追い込んで欲しい」とかいう赤字が入ることがあります。
おっしゃることはわかるのですが、たとえば20文字はみ出しているものが、自動的に前に追い込まれるということはありません。スーパーのレジ袋でないのですから、いまにも破けそうになるくらいぎゅーぎゅーに詰め込むということはできないのです。
どうするかというと、版面のルールを守った上で調整しなければなりません。上の20文字はみ出している例でいうと、先生にどこかを20文字分削っていただかなければ、追い込むことはできないのです。
どうやって調整すればよいかわからないというときはご相談ください。どういった可能性があるか一緒に考えたいと思いますが、まずは「自動で追い込むことはできない」ということをわかっていただきたいのです。
ここまで書きまして前にも同じようなことを他のスタッフが書いていたことを思い出しました。しつこくてすみませんが、大事なことでありますので何度も申し上げます。
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