企画のプロポーザルについて
ひつじ書房は毎年日本認知言語学会に出版社のブースを出していますが、今年は国際認知言語学会と共催ということで、例年9月に行われるのが8月の初めに開催され、参加をしてきました。
国際認知言語学会に出展した日本の出版社はひつじ書房だけでした。他に海外から、John Benjamins、 DE GRUYTER、Brillが出展をしていました。
John Benjaminsのブースには、「Guidelines for Book Proposals」という三つ折りのチラシが置いてありました。これはウェブサイトにあるものをプリントして持って来ていたようです。
Guidelines for Book Proposals
https://benjamins.com/content/authors/bookproposals
日本の出版社では、このように明示的に出版の提案を受け付けているというところは少ないように思います。弊社に相談にオープンオフィスなどで来られた方も、本を出したくてもそもそもどのように出版社に連絡をとれば良いのか分からない、と仰る方もいらっしゃいます。
ひつじ書房では、そうした海外の出版社のあり方を参考にしながら、早くから出版の提案に関してはオープンな形で、さらに出版をすることそのものについて情報を発信しています。
「学術書の刊行の仕方」について
http://www.hituzi.co.jp/hituzi-ml/index.html
John Benjaminsのproposalでも色々な質問事項が用意されていますが、ひつじ書房のproposalでもかなり細かく色々なことをお伺いしています。これは必要があって、様々に検討の上お伺いしていることで、すべてにきちんと記入することは大変かも知れませんが、ぜひきちんと記入して欲しいと考えています。後々、このproposalを書いていただいたことが役立つように作成しています。
ひつじ書房では夏の間「オープンオフィス」を開催し、初めての方でも出版のご相談をしやすい機会を設けていますが、ご提案はいつでもお受けしております。ぜひご遠慮なく、ご連絡を頂けますと幸いです。
※DE GRUYTER、Brillも出版提案についてのページが用意されています。
DE GRUYTER Your Book
https://www.degruyter.com/dg/page/1829/your-book
Brill Publishing Books with Brill
https://brill.com/page/312?lang=en#ethics
Brill's Author Guideはなかなかの分量です…。
同業者としては各社のこうしたページを見比べることも興味深いことです。
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