あたらしい年とあたらしい企画
内輪的なはなしになりますが、ひつじ書房では明日、長めのミーティングと新年会を予定しています。
ミーティングでは、書籍の販売状況の報告・確認や、どのように企画を立てていくかという編集業務に関することを議論します。社内で今後の見通しを話しあいつつ、これからの11ヵ月を乗り切れるよう、新年会でしっかり英気を養いたいと思います。
ところで、新年早々、あたらしい企画の打ち合わせにいくつか同席いたしました。どれも立ち上げはじめの企画でしたので、どんな本にしたいか、どなたに原稿を依頼するかなど、著者の先生方と大まかな部分についての意見交換を行うことが主な目的でした。
なにごともそうですが、具体的な予定を立てる以前に「ああしたい」「こうしたい」とアイディア出しをしている時が、いちばんワクワクできるかもしれないと思います。
出てきたアイディアをまとめて具体化していくためには、本の目次立てを考え、(論集などの場合は)執筆者候補の先生方に依頼をし、〆切を決め……と一つ一つ進めていかなければなりませんが、その過程でいろいろ困難なことも出てきます。
刊行を急ぐ理由はさまざまなのですが、たとえばわたしが担当することの多い日本語教育という分野ですと、学習者の質の変化や数の増減など、社会的状況がどんどん変化していってしまうという場合にできるだけはやめの刊行が求められることもあるため、無駄なく効率的に進めるにはどうしたらよいのかと考えますが、入社3年目という経験の浅さから、まだまだ考えが至らない部分も多いです。
「ベスト」ではなかったとしても「ベター」といえる程度には諸々の企画をスムーズに進めていけるようにすることが、わたしの今年の抱負のひとつです。
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