なぜ?を大事にする
昨日出社すると、先輩スタッフ2名が週末に髪を切ったようでさっぱりしていました。実は私も週末に髪を切ったのですが、整える程度だったので家族にさえ気づかれていません。美容師さんと「よいお年を」とご挨拶をして、今年も終わりに近づいていることをしみじみと感じました。
さて、ひつじ書房で仕事をしていて、さまざまなことを教わりながら最も痛感するのは、物事には理由があるということです。最近教わったのは、ゲラの校正作業に修正液を用いるのはあまり望ましくないということ。はじめはなぜだろう?と思いましたが、理由を聞いて納得しました。修正液は乾くのに時間がかかるからです。乾くのを待つ間に、続きの校正作業を進める人が多いのではないかと思います。するとどうなるか。乾くのを待っていたことをそのまま忘れて、修正液で消しただけになってしまう可能性があります。そういった理由なので、使うなら修正テープはOK(ただし、使う場合は他の場所を消さないように気をつけること)だそうです。もしくは、間違えた赤字にそのまま赤ペンで取り消し線を引いて消すのがよいと教わりました。やみくもに「修正液は使わない」と覚えるのではなく、「なぜ使わないのか」という理由を大事にして、きちんと仕事に生かしたいと思います。
こまめに目薬をさし、肩も首もぐるぐると回しながら、校正作業に勤しむ日々です。体もほどほどに労りながら、ひとつずつ学んで成長してゆきたいです。
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