2021年12月28日(火)bオンラインオープンオフィスのお知らせ(10月6日にメール通信で配信した内容がもとになっています。) これまで、5月半ばから9月までの期間、来社していただいて、研究書の出し方、出す方法について、あるいは企画についてのご相談の機会を設けてきました。ご存じのことと思いますが、この機会のことをひつじ書房では、オープンオフィスと呼んでいます。これまでも多くの方に参加していただいていまして、出版に向けて進めることができたと思います。言語学以外の分野ではこのような誰でも参加できるこのような機会がないということなのか、言語学以外の分野の方からのお申し込みもいただいています。年が明けますとデュルケームの研究書を出します。オープンオフィスの機会にご相談をしまして、刊行に到ることになった書籍です。ここ数年の人数を申しますと2019年が16名、2020年の春からはコロナ禍の中でしたが、2020年は15名で2021年は15名の方に来ていただきました。コロナ禍以降は、オンラインでの開催もしてきました。コロナの中でも、この3年間は人数がほとんど変わっていないということになります。 2020年度からは博士論文はリポジトリにて公開することになりましたので、博士論文そのままでは、研究成果公開促進費の助成の申請自体ができなくなりました。すでに公開されているものを、公開するのに助成金を使うことはしないという考えです。出版の助成を受けようとする場合は、公開されていない内容が必要になります。このことは重要なことですので、認識しておいていただきたいです。新しい内容にすることが重要です。改稿や加筆、研究の発展進展が必要です。博士論文というかたちにまとめた上で、さらに構成や文章を変えて世に送り出したいと思う方もいらっしゃると思います。研究者の方のお考えによっては、よりまとまった完成度の高い著作にしたいと思われることがあるかもしれません。内容もさることながら、表現の仕方や構成を変えたいと思う方もいらっしゃるでしょう。そのようなことも、結果として新しくなっていればOKと思います。つきましては、改稿や加筆、研究の発展進展をどのようにしていくのかということが重要になります。改稿や加筆、研究の発展進展は数年かかることもあることを考えるとスケジュールも含めて考えた方がいいのだろうと思います。このことについても、相談することができた方がいいと思います。そこで、11月12月にオンラインでのオープンオフィスを開催したいと思います。 研究の発展進展ということですと一人ではなく、何人かの有志をあつめて、研究会を組織して、論集を作るということも重要だと思います。博士論文が、リポジトリに公開される時代に、研究や研究の考え方を具体的なかたちにして世に問うということもやはり重要だと思います。そういう研究会を作って論文集を出したいというようなことでも相談に乗りたいと思います。 どうぞオンラインオープンオフィスにお申し込み下さい。toiawase@hituzi.co.jpあてお申し込み下さい。 ---------- 執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。 「本の出し方」・「学術書の刊行の仕方」・「研究書」・スタッフ募集について・日誌の目次・番外編 ホットケーキ巡礼の旅 日誌の目次へ
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